1/10(水)晴れ時々曇り
案件もないが事前相談の下調べに半日。昼食にワンコインのカレー。午後半休。有楽町へ出張ってスバル座にて大林宣彦監督の新作鑑賞。チケット売り場の横に張り出されているポスターにある監督自身の口上書を読む。檀一雄の原作小説は10代の頃に既読。これに感銘を受けてデビュー作にしようというのだから監督のロマンチスト振りが窺える。映画製作に様々な制限はあろうが、40年以上温めた企画を実現するとは尋常でない情熱である。娯楽性があるわけではなく物語として面白いわけでもない。あぁ、これは自身の描いたイメージそのままに撮ったのだろう。魂の叫びのようなメッセージを感じることは出来る。不吉なことを云うようだが、本作は稀代の映像作家の遺言ではないかと思ふ。ゆえに安直な点数評価は控えたい。自宅最寄りのイタリアンで夕食を摂って早目の帰宅。愛犬と夜の散歩。久々にTVでドラマを観る。贔屓女優主演、恩人が写真のみで出演していて笑った。
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