リミット

11/14（日）晴れ時々曇り
ここのところ気を許すと1時間ほど寝過すのが普通になってしまった。累積疲労か？午前中にジムで遠泳。定例の体力測定。前月と同じ数値。現状維持。駅前の定食屋で朝昼食を兼ねる。池袋へ出る。サンシャイン通りのヒューマックスで単館系のスペイン映画を鑑賞。一種のシチュエーション・スリラーであろう。イラク戦争に従軍したトラック運転手（民間人）が棺桶に詰められ生き埋めにされる。かれが目覚める開巻からエンドロールが流れるまで、ほぼリアルタイムで物語は進行する。畳2枚分程の空間に役者はたった独り。あとは携帯で話す相手の声のみである。低予算を逆手に取った設定（アイデア）が素晴らしい。密室の中で主人公はあの手この手の脱出を試みるが・・・。良く練られたシナリオと役者の熱演、演出の妙もあり全く厭きることはなかった。社会性も加味されておりましたな。携帯ひとつで世界と繋がる。ONも瞬時ならOFFも唐突である。しかしバッド・エンディングの後味の悪さには流石に唖然とした。悪い冗談にもほどがある。これはこたえた。帰路、いつものカフェで2時間ほど受験勉強。

ゴースト／エクスペンダブルズ／クレイジーズ

11/13(土)晴れ
昨深夜、近所のシネコンへ本日初日の邦画をNet予約して就寝。目覚めると開始時間（8：30）である。慌てて愛車をすっ飛ばし開始10分後に劇場入り。オリジナルは20年前に大ヒットした聖林製作の傑作。全盛時のデミ・ムーアは可憐でありました。相手役のパトリック・スウェイジは昨年すい臓がんで亡くなっていることを思うと歳月の流れを感じますな。アウトライン（ストーリー）はオリジナルのまま。主人公の男女を入れ替え、男性を異国人にしたのはアイデアではあるが、ハッキリ言って面白くなかった。主人公の二人はおいて、子役や悪役のあざといお芝居には閉口した。演出も平坦でメリハリがない。この手の恋愛もの（邦画）で作中人物が『愛している』と云う度に気恥しくなる。古典のリメイクは難しい。2本目は打って変わって派手な邦画。おっさんたちが体を張って演じるアクションもの。筋などあって無きが如し。B級テイストと生身の肉体を誇示したアナログな出来栄えは娯楽作の常道。スタローンは還暦とっくに過ぎてますからねぇ。まぁ老体に鞭打って大したもんです。終映後、夕方までインドアとジムでエクセサイズ。夜は池袋でパニック・ホラーを鑑賞。ゾンビ映画の巨匠として知られるジョージ・Ａ・ロメロが代表作『ゾンビ』以前に発表した『ザ・クレイジーズ／細菌兵器の恐怖』を現代風にリメイクしたもの。スター不在の単館系ゲテモノではあるが、これがなかなかの拾いもの。健常者に迫る細菌患者もゾンビと変わらず相当怖い。しかし真の恐怖は隔離排除しようする体制や追われる者達の疑心暗鬼なのだ。若者が蠢く繁華街を抜けて帰宅。年に何度もないがパソコンでTVドラマを鑑賞。原作はベストセラーミステリーらしくラストは取って付けたようで苦笑したが、豪華役者陣の熱演や丁寧な演出には感心した。これはつまらぬ劇場映画よりよっぽど面白い。

○×はお玉を塗ってあとは白波

11/12(金)晴れ
キッチリ1時間寝坊する。駅前のマックで朝食とモーニングコーヒー。一時間のお勉強。地下鉄を乗り継いでお茶の水へ出張る。ここでもカフェに入り最後の悪あがき。10：00会場入り。10：30より試験開始。問題を読んでマークシートを塗り潰す。50の設問は1時間もあれば読み終わる。正解が堅い設問を数える。まぁ合否ギリギリと云ったところか。30分ほどの余裕を残して会場を後にする。同僚と駅前の定食屋で昼食。戻って来客2件。夜は宿敵どもと一戦。お勉強疲れが出たかツキにも恵まれず惨敗。いつもの終電に揺られ定刻帰宅。

毎日が記念日

11/11(木)晴れ
いち並びで今日は何かの記念日か。靴下・サッカー・コポーライター・麺・箸・変わったところでは鮭の日だそうな。解るような解らんような。平均的な一日。午前中は決裁・捺印。午後は御成門へ謝罪訪問。夕刻、同業他社の担当者の定年退職挨拶と担当引継訪問を受ける。少し残業して早めの退社。駅前の飲食店で夕食とお勉強。ジムで2キロの遠泳して帰宅。

うまれる

11/10(水)晴れ
快晴なれど肌寒し。コート姿もちらほら。今年も薄着で越冬しようと覚悟している。午前中は定例のミーティング。五目焼きそばの昼食をとって、午後は来客二組。夕刻、秋葉原で古い取引先の代表を訪ねる。夜はそのまま銀座シネスイッチで邦画のドキュメンタリーを鑑賞。場内ガラガラ。4組の夫婦による出産にまつわるエピソードを2年かけて撮ったという。死産から立ち直る妻と夫、不妊を受け入れる妻と寄り添う夫、障害をもった子供を育てる夫婦、虐待された過去に怯える臨月の妻と支える夫。子供は三歳までで親孝行を果たしていると云う。それほど赤子・幼児は可愛い。親になった誇らしさや名前を考える楽しい悩みなど、愛児に対する鍾愛はちょっと比較するものがない。世はまさに少子高齢化と云う。個々人のライフスタイルや信条を否定する気はないが、晩婚の上に子供がほしくないという夫婦が増えてゆく社会が健全なわけがない。子供は国の宝である。本作のような映画を学校教材にすべし。

お気軽に異性の携帯番号を聞き出すな

11/9(火)晴れ時々曇り
1時間以上寝坊をした。7時台の電車に乗れば満員で新聞も読めない。普段乗らない特急に乗る。これもすし詰め。午前中は両国へ出張る。良い感じの商店街を抜けて初めての客先で代表と幹部社員に面談。モノになるか。昼食を社食と称するいつもの寿司屋の２階で摂る。ここで少し事件あり。色恋はいついかなる時に芽生えるか知れず。但し冗談が通じない相手もいる。午後は新興宗教の集団見合いのような説明会とも会議とも知れぬ不思議な２時間を過ごす。夜はいつもの宿敵連中と一卓囲む。５時間の激闘の末、最終局で大物手を積もって勝頭に納まり気分良く終電に揺られる。勝てば官軍である。

高田馬場の馬肉とおでん

11/8(月)晴れ時々曇り
いつもの週明け。脱衣と着衣を暗闇で行う。靴下の色が良く解らん。午前中は長い歴史のある取引先の担当交代に立ち会う。還暦で綺麗にリタイアするには早いおっさんは元サッカー選手で30年来の付き合いでもある。子供も大きく借金もなければ悠々自適も良かろう。昼に九州丼と称するドンブリものを食す。トリ・玉子・めんたい・野沢菜などがざっぱに盛られて750円也。午後は睡魔と闘い夕方から定例のミーティング。夜は高田馬場の閉店確定の居酒屋で同業他社の担当者が相乱れて懇親。オーナーは嘗て怪しきアレンジャーとして斯界で鳴らした好人物である。ワールドカップにも出場したサッカー選手も客寄せでいた。腰の低い礼儀正しい好漢であった。食事はどれもインパクトがない。潰れるのもさもありなん。ひとつ勉強。馬肉は全て競走馬だそうな。JRAに通う同輩は箸をつけようとしない。何だかんだ3時間馬鹿っ噺に興じてお開き。早めの帰宅。

マチューテ

11/7(日)晴れ
早朝からインドア・ジムで汗を流す。愛車に乗って少し離れたシネコンまで出向いてロバート・ロドリゲス製作のハチャメチャなB級アクションを鑑賞。観客10名前後、単身の若い男が多い。お兄さん達が大喜びのサービスショット満載。ジェシカ・アルバや崖っぷちのリンジー・ローハンの裸体が拝めます。エロとバイオレンスは娯楽につきものとはいえ、デ・ニーロやセガールは偉いなぁ、洒落が解って。バッサバッサと斬り捨ててバリバリ撃ちまくる。快（怪）作也。終映後、独り回転寿司で豪華な昼食、あとはカフェを梯子して試験勉強。夜は併設している専門店街で久々に衣類を買う。

裸の大将／江分利満氏の優雅な生活

11/6（土）晴れ
快晴、秋晴れ、天高く我も肥ゆる。事情あって午後から活動開始。駅前のカフェでお勉強。この時間帯に参考書を広げている若者は多い。夕方からジムで遠泳。夜は池袋に出て新文芸坐で小林桂樹シリーズ鑑賞。本日の演目は堀川弘通と岡本喜八両監督の代表作でもある。わが小林作品のベストがちょうどカップリングされている。僥倖なり。昭和30年代、日本映画全盛期。水木洋子と井出俊郎のシナリオ、佐藤勝と黛敏郎の音楽、中井朝一と村井博のキャメラ・・・豪華なもんです、そしていま再見しても決して古さを感じさせない。（裸～はカラーが随分と褪色していたが・・・江分利～は白黒）矢継ぎ早に出てくる役者群も良い。沢村貞子や加東大介、三好栄子や中丸忠雄・・・皆々鬼籍にはいってますがフィルムは残る。22：30終映、駅前のカフェで更にお勉強。日付が変わる頃に帰宅。

追記：小林桂樹はTVドラマにもよく出ていた。全盛期は70年代だろう。新鋭だった山田太一のオリジナル・シナリオ『それぞれの秋』の父親役が忘れがたい。

中央線は夢寝台

11/5(金)晴れ
週の半ばに休日があるとあっという間に週末がやってきて得をした気分である。但し仕事の能率が上がったわけではなく課題は遅々として進まず。本郷の兄弟会社へ定期訪問。昼に駅近くの中華屋で豚バラ肉の角煮丼を食す。学生街が近いだけあって凄いボリュームである。午後は同業の訪問を受けて業界四方山話。夕刻、西東京へ。事業譲渡によって深閑とする工業地帯にぽつねんと残る取引先で懸案の清算をする。これも足かけ半年の時間がかかっている。やれやれ。週末であるから当然宿敵と・・・という予定が雀友のひとりの親族が急病になり不参加表明。新宿で時間をつぶして昨夜に続いてジムでエクセサイズをして定刻帰宅。

人間寝だめは出来ないようで・・

11/4(木)晴れ
昨日はたっぷり惰眠をむさぼったが、昨深夜は風呂場の大掃除などをして2時間ほどの睡眠で休み明けを迎える。流石に体がだるい。来客ひと組みあるほかはどうでもよい仕事の山を片つける。早めに帰路について、駅前のイタリアン・レストランで食事とお勉強。ジムでサクッとひと泳ぎして帰宅。友人からミクシィに入るよう指示あり。トライするも上手くゆかず。どうも携帯電話に制限がかかっている模様。奉公先の陰謀だな。

めし／驟雨／ソウ ザ・ファイナル 3D

11/3（水）晴れ
文化の日。休日。気を抜いた訳ではないが昼過ぎまで布団から出られなかった。勿論何度か覚醒したが、年に何度もない怠惰を自分に許したのである。もっそり起き出し、そそくさと身支度して、もっとも近い繁華街（池袋）へ出る。文芸坐の前をぶらついていると先日亡くなった小林圭樹の特集が組まれていた。本日は成瀬作品の2本立て。両作品とも本人はほんのチョイ役なのだが、原節子と上原謙・佐野周二の組み合わせとなれば見過ごせない。タイムテーブルもちょうど良く、30年以上前から営業している懐かしい中華屋で名物の餃子で腹ごしらえをして再鑑賞と洒落こむ。1950年代の東京・大阪の風俗がモノクロの画面いっぱいに描かれ興味深い。お話は典型的な夫婦の倦怠を扱ったものであるが、シナリオは無論のこと役者と演出で見せますな。思わず莞爾となる優しいユーモアがある。穏やか也。カフェで一服後、少し物足りないので刺激を求めてシチュエーション・ホラーの最終版をレイトショウ鑑賞。今回のファイナルが7本目。更に流行りの３D。2004年から毎年続編が作られている勘定になる。ご苦労様です。パートワンは確かに衝撃でしたな。続編の全て観ている筈なのだが、ストーリーなんぞよく覚えていない（苦笑）。毎回、命を賭けたゲームでエグイシーンが続出して『うひゃ～』とか『おぇ～』と云って思わず身をよじったり座席から腰が浮いたりする。しかしとどのつまりは怖いもの見たさを刺激する不健康で不謹慎な映画である。コアなファンも多いのだろう弱年のアベック・グループで結構な混雑である。終映23時。頭の芯を痺れさせて帰路につく。

ギャンブルには教訓が詰っている

11/2(火)曇り時々晴れ
秋晴れ。暑くも寒くもない良い気候である。少し鼻風邪をひいたか。午前中は茅場町へ。大手証券会社へ契約書を持参。久し振りに会う女子事務員は眼鏡の似合う色白美人である。子供の使いであるから用事は5分で終了。戻ってミーティング。昼食後来客が一件。再三のチョンボで恐縮至極の取引先責任者が担当を連れて謝罪にきた。怒り心頭に言葉もついつい荒くなる。夕方、メンバー招集し昨夜に続いて卓を囲む。ツキもなく詰めの甘さも災いして負け組に。嗚呼あの一手が悔やまれる。死んだ子の歳を数えるな。挫折は未来への踏み台にすぎない。などと教訓や警句が思い浮かぶうちは賭け事や人生の達人にはなれんだろう。達観したくもないが。終電に揺られて定刻帰宅。明日は旗日。

秋を飛ばして初冬・霜月

11月1日（月）雨に後曇り
衣替えをしてナフタリン臭い衣類を出していると、あぁもう今年も2ヶ月、ついこの前の灼熱の連夜は何だったのだろう、時は目まぐるしく過ぎるものである。月初め、新代表の訓示あり。あとは慌しいルーチンワーク。週明けであるから当然、宿敵からお手合わせの打診を受ける。激闘5時間。少し浮いて面目を保つ。後はいつもの終電帰宅。