9/14(木)晴れ時々曇り後雨
山のように合った書類を一つ一つやっつけて週末の目途が立つ。昼食は同期ととんかつ定食。人事の季節である。噂話に華が咲く。定刻退社して新宿で途中下車。武蔵野館でインディー系の米国映画を鑑賞。中高年ばかり10名ジャストで上映開始。9/11を描いた過去作では「ワールドトレードセンター」が「ユナイテッド 93」が印象に残っている。そこそこの予算とキャストでエンタメ作品としてまとめたオリバー・ストーンと徹底したドキュメンタリー・タッチのポール・グリーングラス。両作ともひと昔の公開。本作は低予算で尺も短く、その8割はエレベーターの箱の中。如何にもかの国らしい人種・貧富(階級)問題や夫婦・家族愛を織り込んでラストはヒロイックな自己犠牲でホロリとさせる。但し、9/11以降、米国軍が中東で行った戦闘により、民間人死者が3万人を超えている。テロと戦争の違いは何か。厄災を受けた者からの視点で描けば、立場は逆転するであろう。戦争には殺す側と殺される側、それぞれに論理がある。いにしえから春秋に義戦なし、ともいう。そう考えると、この作品の評価も複雑なものにならざるを得ない。