「Well To Wheel」日本語読み的ではウエルトゥホイール、僕が聞いた英語読みではウエルトウィール。Wellは井戸のことでモノの起源を表します、Wheelは最終過程でタイヤのホイールを表します。車自体の排出CO2だけを重視するわけではなく、製作過程までをもCO2の排出量を厳密に計算し、購入後に走行していてもどれだけ環境に対してのやさしさが有るのかを示しています。
石油を採掘してエネルギーを発し、タンカーでトラックで運んでエネルギーを輩出し、工場で生産してエネルギーを輩出し、また出来上がった商品を組み立てるのにも部品を運ぶのにもエネルギーを出す。
ほんとマクロな世界です。
ガソリン車と電気自動車を比べても生産時におけるCO2排出量は段違いに変わってきます。
ではそれを購入後に走行して、ガソリン車と電気自動車が相殺されるのには、どれほどの距離の走行が必要かと言えば、11万KMと言う結果が公表されています。
普通の仮定での利用に置き換えれば、約11年使用ですね。
と、なりますとハイブリッドや電気自動車を3年、もしくは5年で乗り換えている人はガソリン車を乗っている人よりもCO2排出に寄与している計算になってきます。
実は電気自動車の環境負荷の方が多いと言うわけです。
ナンセンスなんですね。ではなぜ?
ヨーロッパなどでは完成品の車での排出量のみでの計算になっています。
まだまだ電気自動車産業への中心的役割を果たしていません。
現在、先を言っているのがアメリカのテスラや中国の自動車生産メーカーです。
そのようなアメリカや中国の会社からCO2排出枠を排出が多いモノを生産している日本やヨーロッパのメーカーがCO2排出枠を購入しているわけです。
これがいわゆる「CO2排出枠ビジネス」ですね。
イタリアのフィアット1社だけでテスラから2000億円もの排出枠を購入しています。
もちろん他社も含まれればテスラへ入るお金は膨大なものです。
そのお金でテスラは現在ヨーロッパにて工場を建設しています。
初めに述べましたが、電気自動車を生産する方がCO2排出は多いです。
アメリカでテスラが車、中国でバッテリーを生産する方が、ドンドンCO2排出量が増えていると言うわけですね。
皮肉なものです。
当然中国もこれが国策になっているようです。
原子力発電所にてエネルギーを作り、それで生産する(原子力発電所はCO2排出はほぼありませんが)。
そして中国は国外へ原子力発電所を売っている。
そうなんです、真逆に進行しているのが世界の現状ですね。
そして日本でも2030年までにガソリン車の廃止を打ち出しました。
そうなんです気づきましたか?
実はこれ、菅政権の中国への隠れたラブコールなのかもしれませんね。
そして既存の電力では電気自動車を動かせないとなりますと、原子力発電所の再稼働も日本政府は視野に入れているのかもしれませんね。
原発利権でしょうか?
行きつくところは「原発再稼働ありきの、ガソリン車の撤廃」でしょうか?
最近は環境に配慮して...そんな大義名分でアイドリングストップ車が増えていますが、エンジンを再スタートするときに、濃い(量の多い)ガソリン、電力を使っています。そうなると車(やバイク)自体の発電量も必要になってきます。
停車時間も45秒以上ぐらいでないとエンジンを止めているメリットが無いと聞きます。
当然、自動車の発電機やバッテリーは劣化します。発火するプラグも傷むかもしれません。当然のように交換修理が必要になるわけです。そうなればそれを生産する為にCO2が排出されるという悪循環も想像できます。
あくまでもこれは私が個人的に考えた策ですので、皆様が個人で調べられて、さらに知見を深められても良いのではないでしょうか?その方が僕一人が調べた不正確な事実よりも正確になるかもしれませんね。