「大衆」化するのか 「古典」化のままが好いのか?
京都市内中心部では、レンタル着物を着用された観光客が増えています。
古都京都を楽しむアイテムとして、京都に来た雰囲気を盛り上げるためのアイテムとして利用されています。
他府県の方や外国人の方々が積極的に着物を着用していただき、より京都らしさを演出するのに 自らかって出て下さるのには感謝です。
しかし、私が耳にする「京都人」評は「あのような着方はダメ」「安っぽい生地」「季節感が無い」等の批判が多い。
でも、冷静に考えてみてください、あなたが初めて着物を着たときに着物に対する多くの知識は持ち合わせていましたか?
誰でも最初は解らないもの、それから興味を持ち出した方々は更に知識を深めて、次は更に良い着方をしたものではないかと。そして何よりも、そんなに日常から着物を着ていないであろう京都の方々も、着物を着てくださる観光客が、京都の雰囲気をより良くしてくださることに「ありがとう」の気持ちを持つべきかとも。