もっと笑わせてくれるかと思ったら、全然笑えなかった。
ウ○コネタとか、カメラでチ○チ○をモニターに映そうとするあたりは、まあ可愛かったけど。
あらすじは「1969年。人類初の月面着陸を目標にしたアポロ計画が成功する見込みがないと判断したアメリカ政府は、ある秘策を始動させる。それは『2001年宇宙の旅』などのスタンリー・キューブリック監督に、アポロ11号月面着陸成功の映像を捏造(ねつぞう)させるというものだった。その依頼をするために彼がいるロンドンへ向かったCIA諜報(ちょうほう)員キッドマン(ロン・パールマン)だが、借金に苦しむ青年ジョニー(ルパート・グリント)に巨額の資金を奪われてしまう。慌ててジョニーを追い掛けるも……。 」
で、ベトナム戦争のPTSDに悩まされ、ベトコンの幻覚を見るCIAのゴリラ顔の諜報部員の名前が、トム・キッドマン。キューブリック最後の作品の主演の元夫婦の名前。コカインはもちろんヘロイン、LSDにアヘンまでやり放題。後半の舞台は、「時計仕掛けのオレンジ」だ。
バンバン、撃たれて、頭が吹っ飛ぶシーンなどは、とっても気持ちがいい。一番グチャグチャな場面は、想像にお任せで見せないし。
「ハリー・ポッター」シリーズの、ロン役のルパート・グリントが、今回の役にぴったりだ。なかなか上手じゃん。父親とうまくいかない若者にぴったりだった。
アポロ11号の、真空なのに旗がなびくとか、昔から言われている都市伝説を題材にしてるんだが、なんだか中途半端。「カプリコン1」ほどじゃないし。
思ったより、退屈だった。せっかく「ロック・オペラ」という言葉が出てくるんだったら、もっとガンガンロックを流してかったなあ。