富石弘輝君の殺害は母親の犯行と言う結果になってしまいました。報道では彼は発達しょうがいがあり、育てにくかったようです。
児童虐待のリスクはしょうがい児の場合は8~9倍のリスクと言われています。また、発達しょうがいを含めると30倍のリスクも報告されています。実際に私の実感としてはそれは同感できます。しょうがい児施設で勤務していた頃の保護者からこんな話を聞きました。「先生は私が一番落ち込むときが分かりますか」と言われました。この方はすごくしょうがい受容され、地域のリーダー的な存在の方でした。
「私が一番情けなるのは運動会の終わった夜です。一緒に死んでしまおうと思った事もあります。」とおっしゃいました。その時、地域のしょうがい児のお母さんたちをリードして活躍するその人からこのような話が出るとは思いませんでした。
今回も育てにくいお子さんだったと思いますが、何かきちんとしたケアが出来なかったのか残念な気持ちです。たぶん現場では精一杯の取り組みをされたと思いますが、親の気持ちを含めたケアがどうだったのかなと思います。
特別支援はどうしてもそこにいる子どもに視点をあてすぎるために、親に求めるもの(宿題的なもの)が大きくなることもあります。発達しょうがい児の支援は一方では虐待防止の視点を外すことができません。今回を教訓に、特別支援に関わる方は是非親支援の視点を持って欲しいと思います。
大学の同窓会が近ずきました。石見銀山に下見に行き、歩き疲れました。10月からは龍源寺間歩方面のバスは無くなります。お年寄りの観光客が非常に多い中、本当にこれでいいのか疑問に感じました。たとえば電気バスで公園とどこかをピストンしてもいいのではないでしょうか。