学校で授業や講演材料に使おうと思っていた映画を観に行きましたタイトルは「ブタがいた教室」です。
この映画は「おくりびと」とはまったく異なる視点で、命を考える作品でした。6年生の春に飼いだしたPちやん(ブタの名前)を卒業時にどうするのかというテーマです。卒業前にこのブタを食べるのか、下級生に引き継ぐのか。人の命と、ブタの命をどう考えるのか。誰がブタの命を決めるのか…等々。重いテーマでした。
子供たちの討論が自然で、演技ではないような印象があり現実感がでていました。子供たちが実際に感じて討論したことを事を映画中で再現させていたように思えました。この映画の圧巻はこの何度かの討論でした。討論がこの映画の主題を次第に明確化していく過程が見事です。すごく好感の持てる表現方法です。
この映画を観ながら、全部の子供たちに観て欲しいと思いました。そして学級で討論をして欲しいものです。明後日の教員研修にはこの話をしようと決めました。