被害者支援の仕事に携わって10年が経過します。
被害者支援には加害者の事は全く考えず、ただただ被害者の心情に寄り添い生活設計など含めて支援してきました。
最近、ある方が「自分は加害者家族をケアしている。現状は被害者より悲惨な場合がある」と言っていました。
確かに、そのような話しも聞いていたし、被害者の話からも知っていました。しかし私は被害者支援者であり、絶対ぶれないためにこのような話はあえて聞かないようにしてきました。
ある日、突然殺人犯の親や、妻や子になったとき、この人たちは誰も支援してくれません。ましてや明日の会のような組織的な運動などできるはずも無いでしょう。
今の私には無理だが、加害者家族をケアする心理士もいてよいはずです。そんな事を考えているこの頃です。
写真は本文と関係ありません「環天頂アーク」(逆さ虹)です。