晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

幟下ろし

2012-10-16 06:56:24 | 地域の文化や出来事
私の集落には鎮守の森に抱かれた小さなお宮があります
神明白山相殿社といって神明社(名古屋市東区)が尾張各地に祀った
相殿社の一つとして入鹿池築造の1600年代に現在地に祀られたものと思われます

氏神様は先祖から営々と祀られ地域住民のくらしと願いを見つめて続けています
神も仏も信仰するしないは自由の世の中だが
地域に根付く神社はその地域の文化遺産と言え
信仰心が変わったからといって何の手を入れなければ
人類の歴史を体現した文化は滅びます
私たちは町内全体で維持をすることによって保護・継承を続けています

為政者(いせいしゃ)がしてならないことは
神仏を後ろ盾にした民衆の扇動であり
文化を継承することは別物です



かっては米穀の収穫を祈願し祝った祭りがここにもあったが
今は10月10日の大祭を第二日曜に移し
神主の祀り事のみの行事となっている

祭りが過ぎたので幟を下ろしたり正殿の天幕の片付けを行う
町内を三分割し当番を決めているのだが
来年のまとめ役となる私の組が今年は片付けをおこないました

簡単な仕事一つにもそれぞれ意味があるのですね
コメント
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