晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

お盆の仕上げ

2016-08-18 06:26:21 | 地域の文化や出来事
家庭でのお盆行事は終わりましたが、
菩提寺で施餓鬼法要が行われました。

仏の世界の奥深さを感じます。
書物によれば餓鬼の世界とは、
生前欲張りで嫉妬深い人が陥る世界で、
餓鬼の世界には様々な欲求不満の人間がおり、
決して満たされることの無いおのれの欲望の炎によって、
自身の身を焼く地獄の世界とのことです。

私達の先祖もまた、
もしかすると餓鬼道に落ちて苦しんでいるかもしれません。
私達は凡人ですからつい欲深い行いを知らず知らずの間のうちに行って、
その結果によって餓鬼道の世界に落ちて苦しむかもしれません。

そうした多くの人々を救うためには、
今生きている私達が、餓鬼道の世界で苦しんでいる人々の為に、
代わって善行を積んで仏様の慈愛でもって、
餓鬼道の世界で苦しむ人々を極楽世界へと導いてもらうために施餓鬼供養を行います。



人間誰しも善と悪の側面を持っており、
理性のバランスで他人に迷惑をかけないよう生きています。
ただそれは主観的にいいと思っていても、
客観的には迷惑をかけていることが時としてあります。

負の心や行動をいさめ禅(善)に至るには、
老いても煩悩が邪魔する生臭人間にとって、
せめての禅の集いでした。

コメント (6)
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