晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

雨でもやりきった!

2016-09-19 06:14:09 | 地域の文化や出来事
昨日は朝から雨でした。
気象庁の高解像度降水ナウキャストを見ても雨が上がる様子でないです。
朝の7時に区民から電話が入りました。
「雨だけどやるの?」
「暴風雨など異常気象でない限り決行だよ」
と答えたものの条件の悪さはどうしようもありません。

昨日は二つのイベントを午前中に凝縮していたのです。
8時から町内の一斉ゴミ拾いで、これは各戸1人出ていただきます。
10時から大地震を想定した避難訓練で全区民が対象です。

集合時間となっても一向に降りやまない雨ですが、
みなさん雨合羽を着てやって来てくれました。
仕事や病気で来れなかった人を入れても85%の参加でした。
感謝あるのみですね。

町内清掃と言っても範囲は日ごろ目が届かない集落の外がメインです。
4つのコースとも雨の中ゴミ袋とトングを持って2kmは歩きます。




1時間で帰って来て可燃・不燃に分別します。


テレビなどの不法投棄ゴミもトラック一杯回収してきました。


9時半に終了し皆さんには一旦家に帰ってもらい、
10時からの避難訓練に備えてもらいます。

10時きっかりにサイレンを鳴らし訓練開始を告げました。
ガスなどの火を消し配電盤のブレーカーを落とすなど初期動作を確実に行い、
一時避難所となる集会所に道中の危険性を想定しながら向かいます。
避難所に到着したら来ていない家族の安否を確認してもらい、
出発と到着などの行動タイムを避難シートに記入して班長に提出します。
班長は全員の名簿で家族から一人一人の安否チェックをして完了です。


続いて集会所の2階大広間に移動して2本の防災DVDで学習しました。


あ!地震だ、その時どうすると家具の転倒防止対策で約25分間の観賞です。


最後に自治消防団から初期消火対策で新たに購入した、
消火栓で使うスタンドパイプの使い方を説明してもらいました。


病気や仕事で出れないという人を除けば、
全区民の70%にあたる約80人の老若男女が参加してくれました。
小学生から90歳のおばあちゃんまでご苦労様でした。

今回は全て自前でかつ自主的にこれだけの区民が参加して、
実施出来たところに価値があると思います。
何故ならいざ災害となれば、
市街地から外れた小集落へ役所の助けは期待できません。
ほとんどが自助・共助の世界で孤立をも乗り切る覚悟が必要です。

ただこれで万全ではとてもありません。
訓練なんてのは単調な動作ですが繰り返すことによって、
意識と動作確認が高められます。
あらゆる災害に対応する訓練を惰性に陥ることなく実施することかな。

奇しくも当日は行政が市街地の学校体育館で総合防災訓練を実施していました。
田舎はつい見落とされがちです。
これからは行政とも協力して足りないところを、
公助として充実させていきたいと思います。


コメント (6)
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