恐らく我が町内会は市内で最大の面積を有しているのでないだろうか。
外周16kmにもなる入鹿池を抱き、
東部丘陵には広大な八曽国有林が広がっている。
わずか50戸足らずの集落がその日常を担っています。
市民が排出するゴミを焼却した後に出る、
謂わば迷惑施設ともいえる灰等の最終処分場がエリア内にあり、
昨日は地元と市との公害防止委員会でした。
通常は年明けに開催されているのだが何故か5月に召集された。
コロナ禍で2年間まともに開催出来なかった所以のようであるが、
行政側には新ごみ処理施設が令和10年に江南市へ統合新設されるため、
今後簡略して進めようとの思惑があったようだ。
この一般廃棄物最終処分場は1985年に開設されたもので、
むしろこれからが正念場でないかと発言した。
処理水をろ過する施設が機能しているうちは問題ないだろうが、
10年以降数年したら取り壊される。
搬入される廃棄物は無くなるが、
心配なのは現行堆積されている廃棄物の下に敷いてあるシートの経年劣化だ。
シートが破れてろ過処理されない有害物質が沢へ流れ田んぼに入り込めば、
言わずもがなで我が地区に公害を引き起こすし、
農業用水としての入鹿池にも甚大な被害を及ぼす。
同席された入鹿用水土地改良区も同意見でした。
熱海の土石流や明治用水頭首工の問題然りです。
行政の不作為によって委員会を簡略化してならないと強く言っておいた。
何も問題なく進めばそれはそれはそれで当たり前のことで、
もし起きた時のことを念頭に、
行政は緊張感をもって事に当たってもらいたい。
処分場の上方で計画されているメガソーラーも話題になり、
同じ問題を抱えているため必要な情報提供と対応をお願いした。
< 後世へ豊かな自然我らの務め >