晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

100歳の誕生日

2024-11-10 06:13:52 | 人生
人生とは長いようで早く感じるのだが、
100年生きてきたらどんな感慨なのだろう。
今日母が満100歳を迎えました。
昨日地元の長寿クラブの役員からお祝いの品をいただきました。
ありがとうございました。

我が町内で100歳を迎えた記録はない。
そういう意味では「快挙」であり、
人生の「手本」なのかもしれない。

今朝も私より1時間早く起きて、
既に朝食を済ませている。
毎日飲む薬は朝晩各4錠だけで、
その倍を飲む我とは大違いの健康体を維持している。

大正13年11月10日に市内楽田で生を受け、
青春時代は戦争に翻弄され、
縁あって山奥の里へ嫁ぎ子を育て、
連れ添った父を見送って17年になる。

『人生とは』と考えた時、
先ずは生きる事なのかも。
時々母は「お迎え」が来ないから、
しょうがなく生きていると言うが、
それは贅沢な言葉だろう。

恐らく自分たち世代は、
もっと生きたくと思えど叶わないであろう。
人生に深みのある満足を得るにはもう遅いが、
せめて100を超えた母を息子として見送り、
残された一日一日悔いのない日を送ることかな。

< 今日も変わらぬ一日の百寿 >
コメント (7)
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