晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

秋が早いかも

2021-08-26 06:00:25 | 野菜・果樹づくり
昨日は時間が空いたのでやり残しを片付けるため栗林へ行ってきた。
例年だと栗が落ち始めるには一週間くらい早いのだが、
もしもと思い籠と炭ばさみも持参した。
そしたら僅かだが落ちているでないか。

栗を含めた植物は季節の空気に敏感です。
クリは秋が来たと判断したのでしょう。
それともお盆からの長雨が判断を誤らせたのだろうか。

やや小粒のが多かったが集めてみたら1.5kgぐらいありました。

出荷するほどの量でないので、
これは初物としていただくことにしましょう。
心配していた泥棒には入られていなかった。
攻防はこれからです。

< 山里に一足早く栗便り >
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秋の準備

2021-08-25 06:05:24 | 野菜・果樹づくり
まだ時折ザーッと雨に見舞われるけど、
長いこと居座っていた前線は東海地方から抜けたようです。
しかし予報によればこれからあの暑い夏が始まると言うでないか。
自然界の成相についていくのも大変だが、
もっと大変なのが新型コロナの猛威がおさまらないこと。
当県も再び緊急事態宣言が発令されました。
ピークアウトが見えないことが何とも辛いしもどかしいですね。

とはいえ秋が近づいていることは事実です。
そろそろ秋冬野菜の準備をせねばと先日昨年の古い種で、
キャベツとハクサイをポットに蒔いたのだが、
キャベツが全く発芽せず。

という訳で昨日は出かけたついでにホームセンターへ寄り、
各種種とジャガイモを買ってきました。


ジャガイモは「デジマ」と「ニシユタカ」で2.4kgの種イモです。
タマネギは自分で苗を育てるため極早生から中晩生まで4種です。
ダイコンは母が切り干し大根を作るため2種揃えました。
必要最小限と思いこれだけ買ったがそれでも5000円の出費です。
ひと頃に比べると種子代が値上っているように思う。

畑の準備もせねばと午後から夏野菜の片づけをした。
それでも未だキュウリ・ナス・ピーマン類は元気なので全面とはいかず、
今日から空いた畑を耕すことに。
ただし真夏がやってくるようなので作業は朝夕となります。

< 処暑過ぎ慌て種買いに走る爺 >
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綿柎開(わたのはなしべひらく)

2021-08-24 06:08:39 | 季節のたより
昨日からは七十二候の一つ『綿柎開(わたのはなしべひらく)』です。
綿柎開とは綿を包む柎が開き始める頃。
柎とは花の萼(がく)のこと。
柎が開き始めるとふわふわとした綿毛が中からとび出してきます。
この綿毛をほぐし綿の糸を紡ぎます。
 
育てたことも見たこともないのでネット検索してみました。
綿の花はこんな花なんです。
ハイビスカスいやオクラの花にも似ていますね。


この可愛い花は翌日ピンク色になって萎んでしまいます。
花が落ちると子房がふくらんで緑色の固い実がどんどん大きくなり、
やがてはじけて中からふわふわのコットンが顔(お尻?)を出すのです。
その様子がこれ。 

日本の綿栽培は平安時代に三河国へ漂着したインド系の青年が種子を持ち込んだのが始まりといわれます。
ペルーやインドではそれぞれ紀元前2600年頃すでに行われていたのに、
中国・朝鮮・日本などではかなり遅れて10世紀以降とされます。
年代については諸説あるがはっきりしているのは、
「コットンの普及が日本の庶民の生活を劇的に、まったく劇的に変えた!」という事実です。
それ以前は富貴な人は軽くて温かい絹の服を着ることができたが、
貧しい庶民は真冬でも素肌に麻や樹皮でつくった服を着るしかありませんでした。  

こんなことも書いてありました。
万葉歌人・山上憶良の『貧窮問答歌』には、
袖のない麻の服をありったけ身につけ、
藁をぱらぱら敷いた土の上に直に寝る様子が歌われています。
寒さのために病気にかかって亡くなる人がとても多かったといいます。

そんな厳しい寒さと闘う民に、
恵みのようにもたらされたコットン。
温かくて丈夫で肌触りが良く洗うほどになじむ布・・・どれほど人々を癒し、心にやすらぎを与えるぬくもりだったことでしょう!
富む者だけでなく貧しい者の肌まで覆うことができる木綿は、
「衣食住」の根幹を変えたのです。
だから先人たちは敬愛と感謝をもつため七十二候に載せているんですね。
大事に木綿を着よう。

< 凍えし民救いし綿につつまる >
コメント (2)
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処暑

2021-08-23 06:06:16 | 山野草鳥獣花
8月23日は二十四節気の一つ『処暑(しょしょ)』です。
処は落ち着くという意味があり、
処暑は暑さが落ち着き始める頃という意味。
処暑の頃はまだまだ厳しい残暑の日がありますが、
北の高気圧が現れ涼しい空気が入りやすくなります。
残暑は立秋(8月8日頃)から秋分(9月23日頃)までの間の暑さを言いま
す。

お盆のころからの長雨で比較的過ごせている今年の夏です。
このまま残暑厳しきといかず程々に秋へ移行してもらいたいものですね。
 

これ何の実か分かります?
庭木のヤマボウシです。
初めは白っぽい実だったけど、
気が付くとピンクががった赤に変身していました。

ネット閲覧していたらこの実って食べれるんだって。
知らなかった。
表皮が捲れるくらいの柔らかさの時の生食が美味しいらしい。
糖度が15度を超えることもあるんだって。
自然に落ちるタイミングが一番かな。
落ちた時を見計らって食べてみます。

定番はジャムにするのがいいみたい。
以下参考までにネットからのレシピです。

1.ヤマボウシの実(600グラム)は、
完熟したものを枝から採取したり、
熟して果実が落ちたりしたものを使います。

2.下準備として皮のつぶつぶを取り除くために、
ヤマボウシを水の張ったボウルに入れて手で洗いましょう。
次に外皮のつぶつぶを軽く手でつぶし、
砂糖(200グラム)をまぶしながら混ぜて1時間ほど置きます。

3.ヤマボウシの実の下準備が終わったら、
あとは通常のジャムづくりとほぼ同じです。
ヤマボウシの実を鍋に入れて中火にかけて沸騰させます。
すぐに火を止めて果実を粗い目のザルでこしてください。
果実をこす作業を数回繰り返した次は、
ふたたび細かい目のザルでこします。
さらに鍋に入れて中火で焦げ付かないように鍋底などを木べらでこすりながら温め、
とろみがついてきたらレモン汁(15グラム・大さじ1)を加えて完成です。

4.ヤマボウシの実のジャムを作って粗熱が取れたら、
空き瓶に保管します。
しかしその前に空き瓶と蓋は煮沸消毒して清潔にしておきましょう。
保存期間は添加物を入れないのでそれほど長くなく、
冷蔵保存であれば一週間ほどです。
蓋もしっかり閉めてヤマボウシの実のジャムが新鮮で美味しいうちにいただきましょう!

人に美味しいてことは動物や野鳥とて同じ。
採り頃を待っていて気が付けば無くなっているかも。

< 法師実って駆けつけるは鳥が先 >
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雨に打たれ

2021-08-22 06:06:07 | 山野草鳥獣花
そろそろ前線は移動かと思うが、
それでも不安定な大気は時として土砂降りとなります。
そんな時窓の外を見ると鳥たちも早く止んでくれと言わんばかり、
必死に雨に打たれながら耐えています。
ツバメ君です。

目をやや遠くに移すといました。
野バトです。
冬ほどの辛さは無いだろうが、
餌となる虫たちが隠れてしまい条件は良くない。

我が家から望む入鹿池です。
尾張富士の山懐に明治村があります。
肉眼では何となく建物群が見えるだけ。
池を挟んで2kmぐらいあるだろうか。

そんな景色でも望遠で覗くとこんなに近く見えます。

傘をさした観光客がいます。
ここは重要文化財の品川灯台です。
雨に打たれながらの明治村巡りもいいかも。

以下明治村のホームぺージからの案内です。
安政5年(1858)欧米の列強5ヶ国と結ばれた通商条約に従って各地に港が開かれたが、
列強国の関税率等に対する要求はさらに厳しくなり、
慶応2年(1866)日本は改税約書を受け入れることになった。
その第11条で開港場に出入する外国船のために燈台や航路標識を設けることが取り決められた。

江戸幕府、ついで明治政府は燈台建設のための技術援助をフランス、イギリスに依頼、
東京湾沿岸の観音崎、野島崎、城ヶ島、品川の4つの洋式燈台がヴェルニーを首長とするフランス人技術者の手によって建設された。
この燈台は品川沖の第ニ台場の西端に建てられ明治3年(1870)3月5日に点燈された。
石油による光で100燭光、光源の高さは地上から19尺(約5.8m)海面上52尺(約16m)、光の届く距離は約18kmと記録されている。
品川台場は、江戸防備のため江川太郎左衛門の計画に基づき幕末に急造された人工島で、当初は大砲を備えていた。
観音崎など他の燈台がなくなった現在、現存最古の洋式燈台として貴重な遺構である。

明治維新から品川沖の安全を見続けてきたということは、
放映されている大河ドラマ「青天を衝け 」と時代が被りますね。
まだロケ情報は入っていないが、
ひょっとして渋沢栄一役の吉沢亮君たちが撮影に来るかもしれないね。

< 何思い雨中の佇み入鹿の里 >
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