風吹く豆腐屋

内容はいろいろ。不定期更新中。

きつね

2010-05-16 19:35:02 | Weblog
「きつね」が好きです。
(うどんに乗っている油揚げのほうのきつね、ね)

だけど、油揚げなら何でもいいというわけではありません。


まず大前提として、たっぷり煮汁を吸い込んでいないといけません。
セルフうどんの店などで、乾燥した状態で金属トレーに乗せられているのを
みかけることがありますが、あれはダメです。

噛んだときに口の中にじゅっと甘い煮汁が広がるのが嬉しいのに、
そんな状態にされてしまっては―。


そして味付けも重要です。

やっぱりきつねうどんの揚げは甘くないと…!
甘さよりもみりんなどの辛さが先行することがありますが、あれも興ざめです。
最近、外で食べるきつねうどんは辛い油揚げが多いような気がするんですよね・・
世の中はそういう流れなんでしょうか?


もちろん、厚みも重要です。

天ぷらうどん、肉うどんなどに肩を並べてきつねうどんがあるわけですから、
天ぷらや肉に引けをとってはいけません。
そのためには厚みで存在感を誇示しないといけないと思うんです。
ぴらぴらの薄い揚げが乗っていただけでは、
所詮おまけなんだなという印象を与えかねません。


以上3点の特徴を備えた僕が理想とするきつねには、なかなかお眼にかかれません。
きつねうどんは所詮主力のメニューではないということなんでしょうかねぇ・・。


うちの近所に古くからある100円うどんの店は
麺も汁も値段に見合ったレベルなんですが、
唯一揚げ(120円)だけは本当においしい…というか僕の好みです。
上の3条件すべてを完璧に満たしています(笑

なので、土曜日の昼などは、揚げを食べにその店に行くことがよくあります。
あくまでも目的はうどんじゃなくて揚げなんですけどね。

 

油揚げへの偏愛っぷりを語ってみました。
…そういうこだわりって誰しも多かれ少なかれあるものですよね?