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2021.6.2 『皐月山』(さつきやま・623m)  穂別の北の端で藪をこぐ

 今週は月、火曜と出勤し、

仕事がなくなったので、

また水曜日から休み。

次回の出勤は来週の水曜日。

と言うわけで、

昨日の朝家を出て、

むかわ町穂別に向かった。

そして道東自動車道の、

「鵡川・穂別インター」手前から林道に入った。

この林道は奥にJR北海道の、

「東オサワ信号場」があるため、

その保守管理用に舗装されている。

快適だが狭い舗装林道を、

ゆっくり走っていく。

途中でもう崩れかけている、

神社の鳥居を目にした。

この辺りにもかつては、

集落があったということだろう。

信号場を過ぎて更に進み、

林道入り口から約6.5km入った地点に、

「新登川林道」のゲートが現れた。

そこに駐車スペースはなかったのだが、

300mほど戻ると広い空き地があった。

 10時10分、準備を整えてスタート。

駐車地にエゾシカと思われる白骨あり。

キモい~

見たくない~~

 施錠された「新登川林道」に入ると、

すぐに分岐となり、

左の「新登川林道支線」に入った。

するとしょっぱなから草つき!

先が思いやられる。

廃道寸前だ。

「なんとか上まで上げてくれえ」、

と願いながら歩を進める。

しかしこの林道、

危うい感じだが、

どこまでもなんとかもってくれる。

ゲートから約2.5km歩き、

Co.410で林道を離れ、

ピークに続く尾根の末端に取り付いた。

この取り付き点の林道には、

新しいヒグマのフンが落ちていた。

その量から察するところ、

なかなか大きな個体のようだ。

 この尾根は最初のうち、

藪が薄かったものの、

次第に笹が濃くなり、

とうとうフツーの藪状態に。

想定内、想定内。

正直この山は濃い笹に阻まれて、

途中でリタイアせざるを得ない、

と思っていた。

この辺りの植生を確認するための、

偵察登山に留まったとしても、

価値あると挑んだものだ。

笹は密度を増すが、

背丈が私より低く、

1本1本が細いので、

リタイアする気にはならない。

ゆっくり笹をかき分けながら進んでいく。

そして12時40分、三等三角点「皐月山」

ピークも笹に覆われ、

三角点標石は分厚いコケに包まれていた。

訪れる人は皆無のようだ。

笹を刈って標石のコケを削り取る。

人の痕跡がないなら、

それはまたやり遂げた感があり・・・

 ピークは樹木に覆われ、

展望はほとんど利かない。

昼食を摂って同ルートを下る。

ピンテを回収しながら、

笹をかき分けてゆっくり下る。

そして林道に下り立ち、

「ホッ・・・」

あとは林道を淡々と下るが、

なんか疲れる。

背中が重だるくて、

時折立ち止まり、

両手を膝について休む。

 15時ちょうど、駐車地。

ゆっくりかたずけて、

最寄りの温泉「はくあ」に向かった。

すると人気が感じられない建物の、

入口に貼り紙だ。

「6月20日まで臨時休業」。

なるほどなあ、

ここはこういう状況に敏感で、

たびたび期待を裏切られてきた。

しょうがないので、

安平町追分まで走り、

「ぬくもりの湯」で汗を流した。

 

 

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