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2021.6.20 『砂利山』(ざりやま・222m)~『安斉の沢』(218m)  雨の中で周遊ルートを楽しむ

 土曜の夕方「シコロの沢林道」に戻って車中泊とした。

そして天気予報通り、

夜半に雨が降りだした。

日曜の朝も結構な降り方だ。

そんな中を三笠市の「中央霊園」に移動した。

「シコロの沢林道」からは、

ほんの20分ほどで移動できる。

その移動途中の信号で、

この朝合流する予定のKasaneの車が、

なんと対面に停止しているではないか。

Kasaneも気付いて後を追ってきた。

 「中央霊園」下の「前田の沢溜池」近くを駐車地として、

6時35分、雨の中をスタート。

農道を歩いて溜池へ。

そこから作業道跡を辿って、

池の北側を周る。

そして崩壊した沢形を越えたところで、

池に向かって張り出した尾根に取り付いた。

雨の中の藪漕ぎだ。

Hiromiは久しぶりに会ったKasaneと、

楽しい会話を楽しみ、

Kasaneは折からの雨なぞ、

全く気にならない様子でニッコニコ!

それに対して雨の嫌いなこのジジは、

「おうちかえりたい・・・」。

そんな私を気遣ってKasaneが言う、

「登っても帰っても、どっちでもいいですよ~」

しかし遠路を雨と承知でやってきたKasaneを、

そのまま帰すわけにはいかない。

「我慢」の二文字で歩を進める。

そして7時20分、三等三角点「砂利山」

ここからしばらくは針葉樹林帯を歩くので、

足元がすっきりして歩きやすい。

歩きやすいなりに、

HiromiとKasaneの会話が益々はずむ。

しかし降りしきる雨は結構な勢いだ。

カメラのレンズに水滴がつき、

写真にボケた部分が写り込む。

周遊ルートの尾根筋は、

時計回りで弧を描いていく。

針葉樹林が切れると、

広葉樹林帯となり、

笹の中を進むことになる。

こんな日はスパイク長靴が快適だ。

日当たりの良い部分は濃い笹も、

樹林の中ではそこそこで、

特に進行を妨げられはしない。

多少のアップダウンを繰り返し、

8時10分、四等三角点「安斉の沢」

このルートだと、

三等(15cm角)と四等(12cm角)の、

標石の表面の大きさが比較できていい。

一辺の長さが2cm違うだけで、

ずいぶん大きさの違いを感ずる。

 「安斉の沢」からは、

昨秋最短距離で「前田の沢溜池」に下りたのだが、

傾斜がきつかったと記憶している。

それが雨の中の下降となると、

ひじょうに危険と判断し、

遠回りをして下ることにした。

西向きの尾根を下って林道に当てるつもりが、

私の勘違いで更に遠回りをして、

ようやく林道に下りた。

あとは林道から農道を歩いて、

駐車地に戻るのだが、

これがまた途中で廃道となり、

最後は再び激しい藪漕ぎで、

駐車地そばの畑作地にでた。

最後はちょっとまごついたが、

そんな冒険的な要素が楽しい。

 9時55分、駐車地。

気がつけばいつの間にか雨は上がっていた。

Kasaneは満足そうに、

次回の同行登山を約して帰っていった。

私とHiromiはゆっくり片付けを済ませ、

一旦帰宅して夕方いつもの反省会。

 

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