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2021.6.17 『北清水沢』(609m)  今日は結婚記念日さぁ・・・

 今週は昨日一日だけの出勤で、

仕事は14時に終わってしまった。

そして今日からまた休みで、

来週は火、水曜の二日間出勤となる。

それでも二日間出てやるほどの仕事はなく、

時間を余すことになるだろう。

 今日は夕張市の四等三角点、

「北清水沢」に登ってきた。

この山には数回登っているが、

いずれも積雪期か残雪期で、

完全に雪がない中を登るのは初めてだった。

 夕張市の清水沢で国道452号線にのり、

「清水沢ダム」の入口から1kmほど行くと、

左手の「ワサビの沢」と出合う。

ここにはきっちり停められる、

駐車スペースがあるので、

アプローチなしでそのまま入山できる。

 8時55分、スタート。

すぐ砂防ダムを越えて「ワサビの沢」に入った。

「ワサビの沢」は水量が少なく、

いかにもニホンザリガニがいそうな雰囲気だ。

沢を渡って対岸の小尾根にのる。

細く急な尾根を登っていくと、

間もなく平坦な針葉樹帯に出る。

ほとんどがトドマツの林だ。

そして針葉樹林帯らしく藪は薄い。

国道のすぐそばだというのに、

トドマツの堅い幹には、

ヒグマの爪痕が残っていた。

緩やかな傾斜の広い林を登っていくと、

Co.330で突然前が開け、

送電線の刈り分け地帯に出る。

そこには送電線の保守管理用の、

作業道が付けられており、

これを利用して高度を上げる。

また送電線の下は、

広く草刈りがされているので、

特に東方向の見通しが利く。

ただ今朝はガスがかかって、

遠くまでは見通せなかったが。

しかしその分気温が低く、

スタート時で15℃だった。

藪漕ぎにはありがたい気温だ。

暑いと半袖の上に、

長袖シャツを着られない。

 作業道を利用して、

高度を420mまで上げて、

いよいよ藪に突入だ。

ここから距離にして約700m、

標高差150mの笹を漕いで登る。

これが密度の濃い笹原で、

ゆっくりゆっくり、

笹をつかんだりかき分けたりしながら登る。

できる限り自画像を撮っておこうと思うが、

この斜面ではそれもままならず、

三脚はザックにつけて登る。

もう何度も登っているので、

ルートは頭に入っており、

地形図も何もいらない。

とにかく深く濃い笹をかき分けて、

Co.570で広い斜面から尾根上に上がった。

残雪期の印象で、

ここからの尾根歩きは、

笹が低くて薄い、

というのが頭にあったが、

それはただの勘違いだった。

どうしてどうして、

なかなか濃い笹原が続く。

そして尾根は次第に細くなり、

そうなってようやく笹も薄くなった。

すると気持ちよく歩ける。

辺りの緑が実に若々しく美しい。

最後は細尾根を詰めて、

10時55分、四等三角点「北清水沢」

樹木が多いので展望はきかないが、

木々の間からわずかに、

「上真谷地」(752m)が見えていた。

いつも通りサンドイッチと、

カップ麺の簡単な昼食を摂り、

のんびりと下山を開始した。

登路のルートをそのまま下るが、

広い笹原は決して同じところを歩けない。

笹原を下降して送電線下に出ると、

登り口から100mほど西に寄っていた。

あとは快適な作業道を下り、

広い針葉樹林帯を抜けて「ワサビの沢」へ。

目の前に自分の車が停まっているのは楽なもんだ。

12時50分、駐車地。

いつものようにアイス3個を食べながら帰途に着き、

途中でささやかな花を買った。

今日は我々夫婦の、

42回目の結婚記念日だ。

5年交際してから結婚したので、

女房との付き合いは通算47年、

ということになる。

私を好きなように生きさせてくれる、

我が愛する女房よ、

42年間ありがとう。

そしてこれからも末永くよろしくな!

 

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