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2021.6.6 『幌向炭山』(ほろむいたんざん・361m)  青空と緑の中で・・・

 昨日の朝栗沢町万字で目覚めると、

二日続けての晴天だ。

7週連続でぐずつき続けた週末が、

こうなると信じられない気がする。

 万字から同じく栗沢町の美流渡へ移動。

その途中道々を走っていると、

前方ののどかな田園風景の中に、

目指す「幌向炭山」がすっきりと見える。

隣りの地区なので移動時間はわずかだ。

この日は所用があるため、

パッと登って帰る予定。

美流渡奈良町から「石油の沢川」に沿って伸びる林道に入り、

その入口を駐車地とした。

何度か登っているこの山へは、

林道ゲートが設けられていないものの、

いつもここを駐車地としている。

 準備を整えてスタートすると、

空は快晴で濃い青空だ。

早くも気温が上昇しだし、

長袖のシャツでは暑すぎる。

そして林道から伐採地へ。

入口付近に白樺の倒木があった。

これも金曜日の防風でなぎ倒されたものだろう。

ここは昨年伐採されたもので、

広々として実に良い風景が楽しめる。

私の好きな風景の中の一つだ。

 伐採地の最上部から古い林道を伝っていく。

この林道は既に廃道で、

全体を笹が覆っている。

ただ笹の茎が細いので、

たいして障害とは感じない。

そしてCo.230で林道を離れ、

針葉樹林に入った。

針葉樹林帯は薮が薄い。

ただ広い斜面なので、

下山時にピンポイントで林道に下れるよう、

要所にピンテを付けて行く。

そんな作業があるのに、

何も考えないHiromiは、

いつも通りマイペースで行ってしまう。

離れると写真を撮れなくなるから、

ダメだっちゅうの!

制止しなければ、

とにかく行ってしまうやつだ。

 Co.320で尾根にのると、

西向きだった方向を、

南向きに変えて尾根筋を進む。

若干藪はうるさくなる中を歩き、

二等三角点「幌向炭山」

昨秋ここを訪れた時は、

紅葉が美しかったことを思い出す。

そして今は新緑が眩しい。

山というのは四季を通じて楽しめるものだ。

 ピークに長居はせず、

すぐ下山を開始した。

Hiromiに前を歩かせ、

ピンテの回収をさせる。

広い地形の中では、

ピンテに従って下るのも難しい場面が生じる。

この日はそれを想定して、

短い間隔でピンテを付けて登った。

結果Hiromiは見落とすことなく、

全てを回収して林道に下った。

その後また広い伐採地の風景を楽しみながら下り、

車が入ることのない林道を歩いて駐車地へ。

そしてHiromiが言う。

「ありがとうございました」

「何がよ?」

「藪漕ぎと道案内」

「それだけ?」

「それだけだよ・・・」

「ばかやろう! そのザックもサングラスも、俺のおかげだろう!」

「あっ、そうだった・・・」

 

この後速やかに帰途に着き、

夕方改めて反省会。

久々に土日が晴れて、

いい週末だったねえ~

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