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2021.6.27 『冷水山』(702m)  陽光に輝く花たち!

 日曜の朝は夕張市の、

とあるところで目覚めた。

夕張にいるだけで落ち着く。

起きると二日連続で、

素晴らしい青空が広がっていた。

この日は再び『冷水山』に登ることに決めた。

先日登ったときは曇天模様で暗く、

晴れた日に花咲く斜面を見てみたいと思ったことと、

毎年フランス菊を一緒に眺めてきたHiromiが、

今年はまだ見ていなかったので、

やはり見に行きたいと希望があった。

 そもそも私と『冷水山』との関わりは、

小学校の時にさかのぼる。

当時通っていた栗山小学校の校歌の出だしが、

「夕張岳が~♪ 遠く~か~ら~♫

というもので、

毎日学校帰り帰宅方向に見えていた『冷水山』を、

勝手にそして無意識のうちに、

『夕張岳』と勘違いして、

『夕張岳』に違いないと思い込み、

「いつかはあの頂上に立ってやる!」、

と心の中で意気込んでいた。

それから長い年月が過ぎ、

この山に初めて登ったのが、

1994年5月8日、

私が39歳のときだった。

記録を見ると女房と二人で登っていた。

そして山の北側が、

スキー場として開発されたこの山に、

いっぺんに魅せられてしまった。

広いところ、広い風景が大好きな私は、

当然スキー場の風景に惹かれる。

それからこの山に通い続け、

久しぶりに記録を調べてみると、

この日が236回目の『冷水山』となった。

これまでに4,100回を超える山登りを続けてきた中で、

『冷水山』だけで236回になる。

こうしてコツコツ登ってきたからこそ、

『冷水山』の最もいい時期を知り、

それを逃すことはなかった。

 この朝7時に「レースイの湯」駐車場をスタート。

作業道を歩いて登る。

昔はスキー場の斜面ばかりを登っていたが、

2006年に夕張市が財政破綻したあと、

「マウントレースイスキー場」と、

関連施設が中国資本に売却され、

作業道以外の歩行を禁止された。

するとスキー場斜面の中程にあった作業道が、

雑草に覆われてしまって、

ひじょうに歩きにくくなった。

それからはほとんど、

スキー場の西端に沿って伸びる、

作業道を歩くこととなった。

 シャスタ・デージー(フランス菊)は、

スキー場の斜面だけではなく、

作業道沿いにもびっしり咲いている。

それはそれは見事なもので、

やはり青空の下日が差すと、

一層美しさを際立たせる。

また、シャスタ・デージーと、

ルピナスが作り上げるコントラストが素晴らしい。

美しい花たちを眺めながら登って行く。

直射日光は暑く感じるが、

そよ吹く風が冷たくて心地よい。

先日は下部で満開、

上部はまだつぼみが多かったのだが、

この日は上部も満開となり、

申し分のない風景を楽しめた。

そんなシャスタ・デージーも、

上部では花びらが純白なのに対し、

下るほどに少し黄色みを帯びて見える。

これは終わりが近いことを表しているのだろう。

花の命の短さかぁ・・・

 この土日は晴天に恵まれ、

土曜はロングトレイル、

そして日曜は美しい花を愛で、

Hiromiと二人誠に豊かな気持ちで帰途に着いた。

そして夕方の反省会で、

楽しかった思い出話しに花を咲かせた。

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