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2021.6.15 『一番川』(388m)  短いが激しい藪へ

 昨日はこのところと比較して、

気温が低いとの予報だった。

そこで以前から気になっていた、

樺戸山地の「一番川」を狙ってみた。

樺戸山地に「一番川」は同名で二山あり、

東西に4kmしか離れていない。

そして西の「一番川」(三等三角点・212m)には、

先月Hiromiと登っている。

また、今回の「一番川」(二等三角点)にも、

昨夏やはりHiromiと、

「月形ダム」から長い林道を歩いて挑んだ。

しかしピークの直下まで足を運んだものの、

すごい笹薮に登るのを断念した。

その日は暑く半袖シャツ以外を、

身にまとう気にはなれなかった。

従って早いうちに登ってしまいたい、

と思い続けてきた。

そしてその間に、

「月形ダム」とは逆側の、

「青月林道」から取り付けないものかと模索した。

それが今回挑んでみた林道だった。

「青月林道」最高標高点の、

少し月形側にチェーンゲートのある、

林道入口があることを発見し、

これが「月形ダム」から伸びる、

林道に出合うのではないか、

と推測したのだ。

地形図ではこの二つの林道が、

出合うことにはなっていない。

と言うか、「青月林道」から入る支線林道は、

地形図に記されていないのだ。

これは実際に歩いてみるしかない。

 支線林道のすぐ月形側に、

廃道になった林道入口があったので、

そこに駐車して、

10時45分、スタート。

すぐチェーンゲートを越えて、

未知の支線林道に足を踏み入れた。

砕石が敷き詰められた新しい林道だ。

入口に何やら工事の事が記されていたが、

最近車が入った形跡は見られない。

静かな林道を歩いて行く。

どうやら近々伐採が始まるようで、

その下準備が進められていたようだ。

支線林道は私の読み通り、

間もなく「月形ダム」から来る林道に合流した。

あとは地形図通りに進み、

11時25分、Co.360で尾根に取り付いた。

予想通り笹が濃い。

しかし距離は短いので我慢だ。

濃い笹にツルを伸ばす植物が混じり、

それがしつこく身体にまとわりつく。

煩わしくてしょうがないので、

タチバサミを出して、

ツルを切断しながら進んだ。

そして明らかにピークと思われる地点で、

笹薮の奥に三角点標石を探すと、

あったあった!

笹に埋もれるように姿を見せてくれたが、

くっきりと地面から頭を出していた。

12時ちょうど、二等三角点「一番川」

駐車地をスタートしてから、

1時間15分しか経っていないというのに、

やけに長い時間笹と格闘していた気がする。

ピークの東側に樹木がなく、

意外に見晴らしが良かった。

樺戸山地の山々がガスの中に浮かぶ。

その中には昨夏Hiromiと藪漕ぎで登った、

「長峯山」(350m)も見えている。

標石周りの笹を刈ってきれいにした。

そしてダニの心配があるので、

すぐ下を走る林道めがけて下った。

林道で昼食とし、

その後登路をそのまま下って、

13時15分、駐車地。

「月形ダム」からの長い林道歩きもいいが、

一旦短くて楽な林道を知ってしまうと、

またこれを利用して登ることになると確信。

気温が20℃に満たないこの日を、

逃さず狙ってよかった。

 

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