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2021.6.18 『月形』(305m)  タニウツギ街道を歩いてリベンジ成功!

 今日は二等三角点「月形」へ。

この山には昨夏登ろうと行ってみたが、

林道からの薮がひどく、

またひじょうに暑い日だったので、

藪漕ぎの意欲をなくしてリタイア。

しかしリタイアしたままというのは、

どうにもすっきりしないもので、

リベンジの機会を伺っていた。

とは言っても暇な身。

やる気になれば、

いつでもリベンジできるはず。

 今朝家を出て、

月形町豊ケ丘の「樺戸林道」に向かった。

「樺戸林道」は先月、

「厚軽峠」に登った時に利用した。

この林道にゲートはなく、

それまでは自由に出入りできた。

しかし昨日の朝行ってみると、

新たな標識が立てられており、

「立ち入り禁止」と表示されていた。

前回途中で崩落が起きていたので、

そのための立ち入り禁止処置かと思ったが・・・

 林道入口に駐車し、

9時20分スタート。

少し肌寒い気温だが、

最後の藪漕ぎを思うと歓迎だ。

林道を歩いて行くと、

まず目に付くのがピンクの「タニウツギ」だ。

この花の名前を知ったのはつい4日前。

Kasaneと「取富多志内」に登った折りに、

Kasaneから教わった。

自然を相手に仕事をしているKasaneは、

そのへんのところが詳しい。

それでその「タニウツギ」が、

やけに目につくようになると、

またこれがずいぶんとあるもんで、

ピンクの可愛らしい花が、

次から次へと現れる。

この花にこんなに惹かれることになろうとは・・・

 林道は「厚軽峠」の取り付き点を過ぎて、

左に大きくカーブを描き、

しだいに高度を上げて行く。

そして峠状の地形まで上がると、

南側の樹木が切れて展望が効く。

その中には目指す「月形」も見えている。

その後林道は多少カーブを描くものの、

概ね直線的に進み、

Co.290でピークの直下に達した。

あとはわずかな距離の藪漕ぎだが、

これが大変で前回は断念した。

さて、根性と気合を入れて藪に突入!

笹はやはり密度が濃く、

山ぶどうのツルも縦横に走っている。

ザックからタチバサミを出し、

ツルと混み合って絡み合う、

笹の茎を切断しながら、

一歩一歩進んで行く。

そして混み合う笹の茎の中に、

三角点標石を見つけた。

11時10分、二等三角点「月形」

二等であるから訪れた人はいるようだが、

最後にここを訪れたのがいつの頃なのか、

踏み跡が見られなかった。

標石周りの笹刈りは時間がかかった。

すっきりしたところで記念撮影。

リベンジできて「ホッ・・・」。

 林道に下って昼食とし、

登路の林道をそのまま引き返す。

この頃になるとようやく青空が見え出した。

最近は北海道に湿った空気が流れ込み、

毎日午前中いっぱい、

低いガスが立ち込めている。

青空と陽光の下で「タニウツギ」が、

ピンクの美しさを更に増す。

そこに蝶や蜂たちが蜜を求めてやってくる。

なんとものどかな風景だ。

いつもとは違った楽しみ方で、

何度かめの林道歩きを終え、

13時10分、駐車地。

結局以前の林道崩落箇所は、

全て重機投入で片付けられていた。

では立ち入り禁止になった理由は?

まあ事故の危険性があるからなのだろうが、

ゲートで完全に通行止めとしてほしいものだ。

 

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