北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2021.6.13 『空池山』(からいけやま・560m) ちょっとした事件が・・・
昨日の夕方家を出て、
途中でHiromiを拾って夕張へ。
そして『空池山』の麓で車中泊。
日が長くていつまでも暗くならず、
遅い夕暮れを楽しむのは、
車中泊が適している。
今朝5時に起きて準備をし、
夕張市紅葉山地区の「紅葉橋」そばから、
「山夜沢林道」(やまよさわりんどう)に入った。
砂利道を下って行くと、
150mほどで施錠されたゲートが現れる。
ゲートの手前には広いスペースがあるのだが、
べちゃべちゃ、ドロドロで、
駐車スペースを確保するのが大変だ。
6時ちようど、ゲート前の駐車地をスタート。
『空池山』に初めて登ったのが、
昨年の2月だった。
そして先月の26日に、
私ひとりで登った。
それがまた楽しい山行となったので、
早くHiromiにも登らせてやりたい、
と思っていた。
それで今回期間をおかずに、
再び登ってみることにした。
ゲートから林道に入って行くと、
どうも先月歩いた時と、
どこか違う感じがする。
何故かと考えながら歩いていると、
トラロープが張ってあるところに行き着いた。
そしてその奥に深い雨裂ができていた。
これは今月4日の暴風雨が原因と思われる。
その他にも崩落箇所や落石もあり、
現段階ではこの林道を、
車両で走行するのは難しい。
林道がそういうことになると、
車が入ってくる心配がなくなるのは歓迎だ。
Co.230で林道から、
北電の送電線保守管理用の、
まるで登山道のような作業道に入った。
実に快適な作業道を登り、
一旦300で林道に出た後、
330で再び作業道に入り、
ここから一気に150m標高を稼ぐ。
作業道が傾斜のきつい斜面に、
ジグを切って付けられている。
ここがルート中で最もきついところだ。
前を行くHiromiは、
おっせージジイを置いて、
どんどん行ってしまう。
その後ろ姿はまるで、
「遅くて退屈だ!」と言っているような・・・
Co.480で送電線をつなぐ鉄塔に出た。
Hiromiにはここからの眺めを見せたかった。
ただガスが多くて、
遠くの景色が見通せない。
復路でガスが晴れていることを期待しよう。
その後も作業道は樹林の中を縫って行く。
これがまた緑の中にあって美しい。
一旦先の鉄塔まで足を伸ばし、
東側の風景を眺めるも、
やはりガスがかかってよく見えなかった。
その後少し戻って藪に入った。
この藪、笹の密度はそこそこだが、
背丈が低いので、
歩を進めることにストレスを感じない。
一本の筋が通った尾根を行く。
途中で昨冬登った尾根との合流点を、
Hiromiに説明してやる。
わかってんだか、
わかってないんだか、
とにかくHiromiは「うん、うん」とうなずく。
小さなアップダウンを繰り返し、
昨冬はずいぶん長いと感じた尾根も、
雪がなければそう長く感ずることもなく、
7時30分、三等三角点「空池山」。
一生懸命歩けば、
1時間半でピークに立ってしまった。
短時間で登れたことに驚きだ。
記念撮影をして、
ザックを背負った時だった、
「あっ、キーがない!」
私のザックのウエストベルトポケットに入れたはずの、
車、家その他のキーを束ねたものがないのだ。
いつもそこに入れて登るのだが、
このときはファスナーが開いたままだった。
ショック!!
ファスナーを開けたままで、
どこかに落としてしまったと推察。
ああーっ!
自分で自分が最も嫌になる瞬間だ!
「憂鬱」の二文字が離れないまま下山を開始。
足下を見ながら歩くが、
笹の中でなぞ見つかるわけがない。
しかし歩きながら色々考えが巡る。
笹薮に入る前に落としたはずだ。
そう思うと落としたものは、
必ず回収できる気がしてきた。
ところがそんな気がし、
何箇所かを設定したチェックポイントでは、
とうとう見つからなかった。
そして林道ゲートが近付いたところで、
またヘビを見た。
今シーズン5度目だ。
ヘビを見るといいことがある。
これで決まりだ!
絶対に見つかると確信し、
ゲートを越えるとHiromiが「あった!」。
キーの束は車のそばで地面に落ちていた。
やはりヘビを見るといいことがあるのかな?
いやあ、めでたしめでたし!
みなさん、大変お騒がせいたしました。