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2021.6.26 『幌内』(1,095m)~『流計主』(るけいしゅ・779m)  往復27kmの林道歩き

 「幌内」という点名はあちこちにあるようだ。

近場でも三笠市に、

三等三角点「幌内」(309m)と、

厚真町に同じく二等三角点「幌内」(378m)、

があることを確認している。

そして今回は日高町の、

二等三角点「幌内」を目指すことにした。

地形図を見ると、

奥まったところに位置する、

なかなか遠い三角点ピークだ。

蛇行する林道をたどっていくと、

かるく片道10km以上はある。

 昨日の朝日高町千栄で、

沙流川に架かる「岩石橋」を渡り、

町道千栄6区川向線を走って、

「沙流川左岸1号林道」入口そばの、

農道の片隅に駐車させていただいた。

そばの牧草地で牧草の乾燥作業をされていた、

私より少し年配と思われるご夫婦に、

農地脇への駐車許可をお願いし、

快く承諾いただいた。

6時40分、徒歩でスタート。

すぐ「沙流川左岸1号林道」に入った。

ゲートが現れるも施錠されていない。

これから林道 4本をつないで、

遠い二等三角点を目指す。

空は素晴らしい快晴だ。

蛇行しながらグイグイ高度を上げていく。

そして7時15分、

地形図にはない林道が現れると、

「沙流川左岸2号林道」に変わった。

高度を上げる林道からは、

時折木の間越しに、

国道274号線周辺の風景が眺められる。

林道はCo.710で「流計主」の直下を通過した。

このピークには昨春、

Hiromiと立っている。

しかしその時は濃いガスで、

周囲が何も見えなかったので、

今回は大変楽しみなところだが、

立ち寄るのは復路で、

ということにして先を急ぐ。

そしてこの辺りから林道が下降しだした。

長い歩行距離の中で、

アップダウンは協力避けたいが、

林道歩行ゆえ仕方がない。

それを下って登り返すと、

8時15分、前方にチェーンゲートが現れ、

林道が分岐となった。

これを直進するが、

右折すると日高町の、

「青少年の家」に至る。

この後『幌内丸山』の周りを、

時計回りで弧を描いて、

方向を変えていく。

ここでは次回のために『幌内丸山』への、

取り付き点を探りながら進む。

そして直線的な林道をひたすら歩き、

9時05分、「チロロ越林道」入口。

気温が上がって暑くなった。

『幌内丸山』を回る辺りから、

高度が徐々に下がりだし、

それは「チロロ越林道」に入っても続き、

最低標高は640mまで下がった。

その後はまた高度を上げだし、

9時50分、Co.740で「三島林道」に入ると、

傾斜が増して登り一辺倒となった。

大きく蛇行することがなくなった林道は、

等高線と直角に交わるようになり、

そうなると傾斜が増すことになる。

そして私はヘロヘロ。

いやあ、キツイキツイ!

Hiromiには置いていかれ、

四苦八苦して登っていく。

ちょっと傾斜が増すと、

ガクンと足が出なくなる老体だ。

それでも汗を滴らせながら、

なんとかピークへ。

しかし三角点を探すのにてこずった。

三角点の位置が定まらず、

GPSに頼るがはっきりしない。

そして出した結論。

林道の位置が変わっている。

もうかなりの時が経過しているようだが、

林道が付け替えられていた。

ならば見た目でピークと判断できる地点を探索する。

ところがまた問題アリだ。

笹が濃くて標石が見つからない。

あきらめて記念撮影をし、

Hiromiが下山の準備をする間に、

もう一度「ここだ」と思う地点の、

地面を登山靴でなぞってみた。

そして地面からわずかに浮き上がった、

表面が大きく欠けた標石を発見!

11時20分、二等三角点「幌内」

よかったわぁ、見つかって。

ここで標石を目にするのとしないのとでは、

達成感がまるで違う。

ましてや今回はここに至るまで、

13.5kmの林道を歩いたのだ。

危うく重いものを背負って、

モヤモヤした気持ちで下らなければならなかった。

  一旦林道に戻り、

簡単な昼食をとって下山を開始。

下りは楽でいい。

しかし登り返しも結構ある。

更に気温が往路より上がっている。

ただ、Hiromiは相変わらず元気なままだ。

最後の登り返しを終えると、

「流計主」の直下だ。

わずかな登りに耐えて、

13時55分、三等三角点「流計主」

直ちに林道に下る。

後はただ林道を下るのみ。

とんとこ下り、

15時ちょうと、駐車地。

いやあ、往復27kmの歩行は疲れたぁ・・・

久々のロングトレイルだった。

ゆっくり後かたずけをし、

最寄りの「日高高原荘」で汗を流した。

そして夕張まで戻って車中泊。

落ち着ける夕張の地で、

冷たい「のどごし生」を、

思いっきり流し込んだ。

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