北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2021.6.24『泉亭』(279m) 樺戸山地の和風レストラン
いやなに、樺戸山地に和風レストランなんかあるわけがない。
しかし、「泉亭」という点名から私が連想するのは、
やはり和風レストラン。
このおもしろい点名を有する山に登ってみた。
今週は火、水曜の二日間出勤だった。
それでも一日中する仕事はなく、
それぞれ15時、14時半に退勤。
相変わらず楽なもんだあ・・・
今朝家を出て当別町から、
道々28号線を走り、
青山地区に向かった。
そして「青山奥二番川」から林道に入った。
砂利が新たに敷かれたばかりの林道は、
周囲に樹木がなく、
広い牧草地が広がっていた。
その牧草地越しに『神居尻山』から、
『ピンネシリ山』への山並みが見えていた。
これはなかなかいい眺めだ。
この林道にゲートはないようで、
どこまでも入って行けそうだったが、
周辺の風景を眺めながら歩きたいので、
道々からおよそ2km入った、
「二番川」に架かる橋の手前に、
適当な駐車スペースを見つけ、
それを起点に徒歩でスタートすることにした。
今年は樺戸山地の、
『神居尻山』南側に点在する三角点を攻めてきた。
しかしこの「泉亭」は未踏だった。
9時25分、駐車地をスタート。
すぐ「二番川」に架かる古びた橋を渡る。
橋の名を記したプレートはなかった。
しかし見るからに歴史を感ずる橋だ。
その後林道は直線的に伸びて行く。
そして周囲には相変わらず牧草地が広がる。
正直「こんな山の中で・・・」と驚いた。
そのうち機械音が聞こえてきたと思ったら、
トラクターが牧草の乾燥作業をしていた。
ここの牧草は全て地元畜産農家の、
牛たちが食べる飼料になるようだ。
ところが乾燥させている牧草に対し、
空はいつ雨が降りだすかわからない様子。
駐車地から2kmほど歩くと、
初めて「二番川林道」と書かれた表示板が現れた。
そこで知った、
ここまでは当別町の町道であり、
ここからが林道なのだということを。
またこの時点で利用を予定していた、
地形図上の破線林道分岐を過ぎていた。
戻るのも面倒なので、
次の分岐から入ることに変更した。
地形図によると破線林道は、
通り過ぎてしまった分岐から入り、
「泉亭」のそばを通過して、
先の林道入口から約1kmの地点で、
合流するように記されている。
次の分岐から破線林道に入ってみると、
予想通り既に廃道となっていた。
イタドリ他の草が生い茂り、笹も出てきた。
そしてとうとうブッシュにのまれ、
完全に消滅してしまった。
そうなるともう藪漕ぎでピークを目指すしかない。
即笹薮に突入。
しかし最初は思いの外薮が薄く、
楽に登っていける。
まあそれも長くは続かなかったけどねえ。
尾根の頭に上がると、
結構な密度の笹が続いた。
ただ距離は長くなく、
Co.250で利用予定だった破線林道に出た。
この林道は上部でまだ生きていたようだ。
そこで三角点ピークは、
上部に見えている高みだと思ったのだが、
実際には少し下ってから登り返した、
尾根上の一ポイントだった。
11時ちょうど、四等三角点「泉亭」。
針葉樹林の中にあって、
周囲はすっきりしていた。
下山はせっかく現れた破線林道を、
今度は当初利用しようとした方に下ってみることにした。
ところが歩きやすかったのはほんの上部だけで、
下るほど笹にまみれ、
最後はひどい藪漕ぎとなってしまった。
笹をかき分けなんとかたどり着いた四番川。
ツルツルの川床に注意して渡渉。
「四番川林道」に上がると、
それはちょうど「四番川林道」の、
表示板がある林道入口だった。
どうりでここを気付かずに通り過ぎてしまったわけだ。
分岐で川にあるはずの橋はなく、
渡った先も林道の痕跡なぞ、
全く見られなかった。
この山は林道に頼らず、
思い切って藪漕ぎで登下降した方がいい。
また周囲の風景を楽しみながら、
直線的な町道を歩き、
12時35分、駐車地。
絶対に当たることになる、
と覚悟した雨には最後まで当たらずに済んだ。
帰宅すると女房が、
「朝あなたが出た後、ひどい雨だったんだよ」と言う。
これはこれは、運が良かったことに感謝!