北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2021.8.6 『川崎』(170m) 不覚、怪我をした
今日も「暑い」予報だ。
また短時間で登れる未踏の三角点を目指した。
今朝家を出て当別町の「ふくろう湖」へ向かった。
「ふくろう湖」は「当別川」が、
「当別ダム」によってせき止められてできた湖だ。
建設に長い年月を費やしてできた「当別ダム」が完成して、
もう10年も過ぎただろうか?
今は湖の底に沈んだかつての道々を走って、
『神居尻山』に通ったことが懐かしい。
そんな「ふくろう湖」の「望郷橋」たもとに、
湖岸に沿って伸びる林道がある。
それを利用して「川崎」を目指すことにした。
今朝9時過ぎ「望郷橋」に到着すると、
既に気温が30℃を超えていた。
外に出ると直射日光も手伝って、
何もしていないのに暑い暑い!
そして「本当に歩けるんだろうか?」と、
いや~な気分になる。
車の周りにはアブがやたらと寄って来て、
車内にも容赦なく入り込む。
何匹かはタオルで叩き落としたが、
数が多いのでキリがない。
ただこのアブは身体に付着しても、
刺されることはない。
9時25分、林道入口を徒歩でスタート。
ゲートがなく開放された林道だが、
いつものようにはじめから歩く。
歩き出して目にする湖の風景が美しい。
水のある風景はいいものだ。
しかし暑い!
しばらく直線的な林道が続く。
1.5kmほど続くこの直線的な林道のほぼ中間点に、
「トップ沢川南橋」があり、
橋の上から湖が見えた。
1.5kmほど歩くと分岐となり、
これを直進せず左に入った。
するとゲートがあり、
ここからは「当望林道」となる。
「当望林道」は大きくカーブを描き、
戻る方向に伸びて行く。
湖岸に沿った林道の、
すぐ上を歩くことになるので、
草の背丈が低いところから、
直前に歩いてきた一段下の林道が見下ろせた。
地形図を見ると、
「トップ沢川南橋」を渡った地点で、
ショートカットして上がると、
1kmほどの短縮となる。
しかしひどい暑さの中で、
余計なことをする気にはなれない。
湖岸の林道と並行していた「当望林道」は、
標高100mで西に方向を変えた。
周囲の樹木が濃くなり、
日陰の部分が増えたことはありがたい。
それでも空気自体が熱いので、
わずかな傾斜でも登りは辛い。
10時15分、三角点ピークの直下に到着。
ここから藪に入るが、
暑くてズボンの着用は無理!
短パンのまま藪に入る。
すると足下はびっしり、
すごい量のウルシが自生していた。
このウルシだが悪さをするのは、
春から初夏にかけて。
葉がピカピカ光って、
いかにも悪さをしそうな時期だけだ。
もうこの時期になると毒気はない。
従って短パンの素脚でこすって歩いても問題なし。
ウルシ地帯が終わると、
お決まりの笹薮だ。
これはなかなか手ごわく、
短パンではきつかった。
笹の中にはツルを這わせた植物が混じっており、
身体にまとわりついて進行を更に遅らせるので、
ザックからタチバサミを出して、
ビシビシ切って進む。
そのうち目標の送電線鉄塔が見えてきたが、
それでも笹が濃くてなかなか先に進めない。
そして10時45分、四等三角点「川崎」。
しかし鉄塔の真下にあるはずの、
標石が見当たらない。
じっくり探したいのだが、
ピークに立つ前から数匹のスズメバチがつきまとい、
落ち着いて探してはいられない。
早々に引き上げることにした。
ところがこの下りの藪でしくじった。
両足がツルに絡まれ、
つんのめって転倒してしまった。
するとそこには草に覆い隠された切り株があり、
それに胸を強打してしまった。
左胸と左大腿の打撲だ。
最近持ち歩いているピッケルを、
この日は持っていなかった。
バランスを崩した時には必要なもの。
ダメだな、手を抜いては。
また林道を歩いて戻るが、
ホント暑さが堪える。
平坦な林道を歩くのも辛い。
11時40分、駐車地。
気温は35℃と猛暑日だ。
この後江別市に戻っても尚35℃。
暑いのはもういらねえ~