北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
『沼ノ沢』(206m) 台風崩れの雨中山行
昨日(月)は完全休養とし、
女房と買い物その他で行動をともにした。
昨日からずいぶん涼しくなり、
昨夜は久しぶりに窓を閉め、
扇風機なしで寝ることができた。
そしたら気持ちよくてねえ・・・
今朝起きると更に気温が下がっていた。
しかし台風くずれの温帯低気圧による雨雲が、
北海道全体にかかっていて、
雨が降り続いている。
今週は夏休みのHiromiと、
雨だから登らないという選択肢はないので、
雨の中を当別町の「ふくろう湖」に出かけ、
「ふくろう湖」の湖岸に、
ちょうどよい駐車地を見つけた。
そして憂鬱だが意を決して車外に出、
雨の中で準備を始めた。
気温は16℃!
いつ以来だろう?
こんなに気温が低いのは。
気温が低いので雨具着用にはちょうど良い。
10時ちょうど、
雨が降りしきる中をスタート。
100mほど湖岸の車道を歩き、
「くさまのさわかわはし」を渡って、
間もなく左手の藪に入った。
このルートは今年の春にひとりで歩いている。
Hiromiも「沼の沢」には登っているのだが、
今年5月月形町側から、
林道を辿って登ったため、
このルートは初めてだ。
藪に入るとそこそこの笹だ。
ただ少し登ると針葉樹林帯となり、
藪は薄くなり歩きやすくなった。
一旦地形図上の「208m標高点」まで登り、
尾根伝いに進んで南北に走る、
地形図にはない林道にのる。
その林道までの笹が濃くて、
ここの突破に少々苦労させられた。
しかし林道にのってしまうと楽なもの。
快適に歩いてところどころで、
樹木が切れて見える風景を楽しむ。
そんな風景にHiromiは、
「いいねえ!」と叫んでみせる。
当別町と月形町の境界線上に刻まれた林道は、
やがて東方向に大きくカーブを描く。
すると間もなく前方に、
目指す「沼の沢」の頂上が見えてくる。
あとは藪を一漕ぎなのだが、
ここの笹がまた結構濃い。
Hiromiが笹に埋もれて見えなくなる。
そして11時05分、二等三角点「沼ノ沢」。
約1時間の登りだったが、
変化に富んだ行程で楽しく、
もっと長い時間を要したように感ずる。
しかしこんな雨の日には、
ちょうど良い行程だ。
三角点の標石周りは、
5月に訪れた際我々が笹刈りをしておいたので、
綺麗なままですぐに見つかった。
下山は一旦林道に下って、
やってきた方向に歩き、
最後に大きくカーブを描いた先で、
これも地形図にはない林道を下ってみた。
それが「ふくろう湖畔」を走る、
道々に下ることを予測してのことだ。
この林道はやがて雑草や笹に覆われ、
ついに消失してしまった。
そこで林道から湖岸側の藪に入り、
ショートカットして、
駐車地近くに下ることにした。
急斜面を笹や木につかまって、
慎重に下っていく。
スパイク長靴だが、
笹の茎や木の根にのってよく滑る。
そして湖岸の舗装道路に下った。
すると駐車地まで100mほどの距離だった。
この頃になると雨は小降りとなった。
11時55分、駐車地。
雨には降られたが、
なかなか楽しい山歩きができたことに感謝!
「ふくろう湖」の広い眺めの中で、
山登りを締めくくれるのもいいねえ・・・
最後に、Hiromiが撮った写真のほとんどが、
レンズに付着した水滴でボケていた。
そこでなんとか使用できるものだけを使った。