北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2021.8.17 『御料山』(ごりょうやま・622m) 林道で高度を稼いで藪へ!
先々週から続いた11連休を終え、
月曜日に出勤したが、
やはり仕事はなく、
顔合わせ程度で終わってしまった。
そして火曜日から一週間、
また休みが続くこととなった。
昨日の朝家を出て、
上砂川町に向かった。
この日は未踏の『御料山』に登ってみることにした。
この山に登るにあたって、
考えたルートは二案。
一案は「上砂川スキー場」の斜面を登るルート。
私はスキー場を登るのが好きなので、
まずこのルートを確認することにし、
スキー場に行ってみた。
しかし斜面は背の高い雑草に覆われて、
とても入っていく気にはなれなかった。
それで第二案へ。
これは道々奈井江~上砂川線を、
奈井江方向に走り、
「上砂川トンネル」を抜け、
500mほど走った左手から入る林道を利用するもの。
林道の入口には広場があったので、
ここを駐車地とした。
10時20分、駐車地をスタート。
すぐ林道入口で、
チェーンゲートを越えた。
林道は草付きで、
既に車が走行している痕跡はない。
広葉樹が多い中を歩いていくと、
ヒグマのフンが結構落ちている。
ただ古いものばかりだ。
そして植生が針葉樹に変わると、
トドマツの幹に、
ヒグマが登った爪痕があちこちに見られる。
ヒグマの影がなかなか濃いところだ。
蛇行して伸びる林道を、
約3km歩いて11時40分、
Co.400で藪に入った。
そこから笹漕ぎを覚悟していたのだが、
針葉樹林が発達していて助かった。
藪が薄く快適だ。
ただ足下が不安定なので、
ピッケルを出して支えながら登行する。
急登の連続でグイグイ高度が上がる。
しかしそんな快適さが、
いつまでも続くはずはなく、
Co.500からは笹藪となった。
極力笹が薄い部分を選び、
ゆっくり登っていく。
そして12時25分、
Co.580で南北に連なる稜線上へ。
すると更に笹が濃くなった。
ここからは東側に未踏の『辺毛山』が、
すぐ近い距離に見えていた。
一歩一歩笹をかき分けて進むと、
明らかにピークと思われる高みが見えてきた。
12時40分、『御料山』(三等三角点:御料境)。
「やけに飛び出て形の悪い標石だなあ」、
と思いながら笹を刈る。
そしてその上に座って、
カップ麺を食べようと、
地面に目を落とした途端、
目の前に地面からわずかに頭をもたげた、
本当の標石が目に入った。
いやはや、おかしいと思ったんだよねえ。
下山は同ルートをたどった。
別の尾根を下ってみたかったが、
ピンテの回収作業が残っていた。
ここでピンテを付けたことを後悔した。
それにしても、
登りに対して下りは楽なものだ。
林道に下りてヘルメットを取ると、
「ホッ・・・」。
この日は暑かった。
林道を下りながら、
振り返り振り返り、
木々の間から見えるピークを確認する。
14時45分、駐車地。
この後隣の歌志内市で、
「チロルの湯」に浸かり、
赤平市に移動して、
冷たいビールを、
乾いた喉に流し込んだ。