北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2021.8.7 『イルムケップ山』(864m) 暑さにはかなわねえ~
昨日も暑い予報に、
少しでも風通しのよい山へ、
と思って『イルムケップ山』を選定。
昨日の朝Hiromiを迎えに行き、
赤平市へと向かった。
世の中夏休みシーズンとあって、
主要な道路は車が多かった。
赤平市茂尻から百戸地区へ。
そして「ペンケキプシュナイ川」に沿って伸びる、
「奥大谷沢林道」に入った。
『イルムケップ山』へは、
通常「右ペンケキプシュナイ川」に沿う、
「大谷沢林道」から登山口を目指すようだが、
私は1本東側の「林道」を利用する。
理由は伐採地を通って、
『イルムケップ山』を目指せるから。
伐採地の広く美しい風景は見逃せない。
ただ昨日は前回利用したこの林道への記憶が曖昧で、
駐車地にたどり着くまで、
少々時間を要してしまった。
伐採地が見えた地点を駐車地として、
11時25分スタート。
この日もスタート時点から暑い暑い!
前2日も暑い中を歩き、
ただでもきつい身体が、
初っぱなからバテ気味だ。
しかしHiromiは「暑い」と口にしながらも、
ルンルンで足取りが軽い。
間もなく広く美しい伐採地の中の1本道に出ると、
Hiromiのテンションが上がる。
「やっぱり伐採地はいいねえ!」。
そしてそこからは目指す『イルムケップ山』の、
頂上部が見えている。
その距離が今の私にはやけに遠く見え・・・
伐採地を過ぎると、
針葉樹林の中を行く。
日陰になる分若干涼しさを感ずるも、
暑いものはやはり暑い!
針葉樹林の中の1本道を詰めて、
12時ちょうど、登山口に至る。
そして登山道に入るが、
笹がかなり被って足元が見えない。
こういう藪になると、
Hiromiはいつも「先をお願いします」、
と言って後ろに下がるのだが、
この日は何も言わずに、
黙々と笹を漕いでいく。
私のバテた様子を見て、
気を遣ったのだろう。
しかし、ホントにバテてるの、私。
もう暑くてきつくて、
立ち止まって呼吸を整えながら水を飲む。
そして少し歩くと、
また立ち止まって同じことを。
更にまた歩き、
立ち止まって同じことを。
とにかくヘロヘロだ。
毎回ヘロヘロ話しをすることになるが、
強がってみてもしかたないしねえ。
何度か立ち止まりながら歩を進め、
ようやくたどり着いた頂上に。
12時50分、『イルムケップ山』 (三等三角点:三又山)。
そのまま三角点標石の上にへたりこんだ。
いやあきつかったあ!
これまでに4,100回を超える山登りの中で、
一番きつかったかもしれない。
頂上はさすがに風通しがよいものの、
その風が温かく休まらないのよねえ・・・
食欲もないが、
塩分補給のためにカップ麺をすする。
そんな私を目にしてHiromiが言う、
「また弱ったふりしてえ」、
「昨日の怪我もわざとじゃないのかあ!?」。
こいつにいつか殺される!
そんなHiromiはバカだから、
「気持ちいいなあ。ここにトンテ建てて寝たいなあ」。
わかる、トンテ?
口から飛び出した言葉がひっくり返った!
頭の中では「テント」と言っている。
頭のネジがどこか狂っているHiromiだ。
下山は登りよりはるかに楽だ。
藪の登山道を下って林道へ。
下山は楽なのだが、
前日打撲した左大腿が痛む。
午後の日差しを浴びて、
また違った雰囲気の伐採地を歩き、
14時25分、駐車地。
このときの外気温は34℃。
この3日間いずれも30℃を大きく超えていた。
辛くてたまらないのは、
この気温のせいか、
それとも歳のせいか・・・?
この後滝川市にある墓に寄り、
滝川市の「ふれあいの里」で入浴して、
新十津川町に向かった。
そして総進地区から、
林道「総学線」に入って車中泊とした。