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2021.8.26 『馬追』(うまおい・229m)  雨上がりの蒸し暑さの中で・・・

 今週は火、水曜日と二日間仕事に行った。

しかし二日間フルに時間を使って、

こなすほどの仕事はなかった。

そして今日から月曜日まで休み。

来週も火、水曜日と二日間出勤の予定だ。

 昨日一日中降り続いた雨が、

夜になっても止まず、

朝起きるとまだ降っていた。

それが8時頃家を出ようとすると、

なんとタイミングよく上がってくれた。

そんな中夕張に向かって車を走らせて行くと、

正面に見えてくる「馬追丘陵」が、

麓までスッポリとガスに覆われていた。

これじゃあどこに行っても同じだ、

ということで、

急きょ「馬追丘陵」を歩くことにした。

長沼町から国道274号線にのり、

三川方面に向かって走ると、

右に千歳方面へ向かう道々870号線が目に入る。

それを過ぎて1kmほど走ると、

左手に林道の入口が現れる。

入口から少し入ったところを駐車地とした。

 100mほど歩くと「由仁林道」のゲートが現れた。

もうここを出入りする車両はないようだ。

そしてすぐ左手の木に「人口造林地」の表示版が見え、

それを目にして驚いた。

なんとそこには「昭和19年」と記されていた。

私が生まれる10年も前だ。

しかしこのことは後で更に驚きが・・・

 ゲートから少し歩くと、

木材の集積場が現れた。

この風景が好きなんだよねえ。

丸太を林業独特の方法できっちりと積み上げている。

何とも気持ちの良い光景だ。

そして丸太の切断面には、

一本一本その直径が数字で書かれている。

木材を太さによって選別するためだろう。

 ここの林道も割と直線的に伸び、

少しずつ高度を上げて行く。

そんな歩行中で次に目にしたものは、

ゲート横と同じく「人口造林地」の表示版だ。

そこには「昭和6年」と書かれていた。

昭和19年でも驚かされたのに、

これにはたまげてしまった!

昭和6年と言ったら、

もうとっくに亡くなってしまった、

私の母親が生まれた年だ。

つまり今から90年も前のこと。

その時からここでは林業が営まれていたのだ。

林業の歴史についてはよくわからないが、

その頃の林業と言ったら、

重機があるわけでもチェンソーがあったわけでもあるまい。

大変な労苦の末に大木を切り出し、

馬が大活躍の運搬であったろう。

そんなことを思い浮かべながら歩いた。

 Co.210でピークの基部に到達し藪に入った。

雨のあとなので笹には雨水が残っていたものの、

今日は蒸し暑くて既にシャツが汗でびっしょり。

とても雨具を着用することはできない。

逆に下半身が雨水で冷やされて、

気持ちいいくらいだった。

そして三等三角点「馬追」

この点名は「まおい」ではなく「うまおい」と読む。

去年もここに登って、

標石周りの笹刈りをしておいたが、

もう新しい笹に覆われていた。

 下山はそのまま引き返したが、

木材集積場から「由仁林道」と交わる「三川古山横断林道」に入って、

しばらく歩いてみた。

しかしおもしろい林道ではなかったので、

500mほど歩いて引き返した。

ゲートを抜けたところには、

デントコーンの広大な畑が広がっていた。

 

 

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