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2021.8.28 『三角山』(むかわ町・282m)  美しき緑の林道を行く

 この週末はまた「暑い」という予報に、

うんざりしながら、

むかわ町に向かった。

そこで予定した山への林道に、

「工事中」の案内板があった。

これは胆振東部地震の、

災害復旧工事が、

いまだ続いているものと推測され、

入るのをやめて、

そのままそこを立ち去った。

それから2ヵ所、

山への取り付き点を見に行ったが、

どうも落ちたかない要素があり、

その後この「三角山」に、

初めて登ってみることにした。

この辺りを通るたびに、

「そのうち登ろう」と思ってきた山だ。

 厚真町からむかわ町に向かって車を走らせ、

「鵡川」に架かる「栄和橋」を渡る手前、

右手の舗装された小道に入る。

そして「似湾川」に架かる、

「兄後橋」を渡ると、

間もなく左手に狭い林道が現れる。

エゾシカの防護柵扉を開けて入る。

するとすぐ左折して、

小沢を渡ることになるので、

車をその先の広場に置いた。

 9時45分、駐車地をスタート。

気温は既に27℃に達していた。

本州の方には笑われるかもしれないが、

とにかく暑いのよ!

小沢を渡って先に進むが、

この小沢は段差があり、

クロカン四駆でもなければ渡れない。

更にこの先は草が生い茂っている。

車が入ってくることはあり得ない。

そんな安心して歩ける林道はいい。

それを1kmも行かないうちに、

簡易的なゲートが現れた。

ここも先日の『主辺山』同様、

民有林であることがわかった。

面白いことに、

「焼き肉、ジンギスカン等禁止」、

との警告板が木につけられていた。

こんな警告を目にしたのは初めてだ。

こんな不便なところまでやって来て、

いったい誰が焼肉なんかするんだい?

嗅覚のするどいヒグマを呼び寄せることになるし。

 ゲートを過ぎると、

林道の雰囲気が変わり、

急に美しくなった。

緑、緑、緑・・・

美しい緑の中を歩くのは楽しい。

しかし暑くて汗だくなのが不快だ。

荒れた林道は長い尾根筋に沿ってつけられていた。

樹木がなければ、

南側の風景を見ながら歩けるだろう。

 Co.150で林道が尾根筋を離れ、

斜面をトラバースするように続くので、

林道を離れて尾根筋を進むことにした。

ところがいくらも進まないうちに、

突然作業道が現れた。

これは新しい作業道で、

まだつけられてから、

さほど時間が経過していない。

おまけに作業道は複雑に走りはするが、

こちらが進みたい方向に向かって、

忠実につけられていた。

そしてそれはとうとう、

『三角山』頂上部の直下まで続き、

そこで終点を迎えていた。

あとは急登を経て頂上へ。

Hiromiは変わらず元気だが、

私はもう暑くてヘロヘロだ。

いつものことだけどねえ。

 11時20分、四等三等三角点「三角山」

この山に取り付く前、

南側からこのピークを写真に収めておいたが、

その写真の通り、

東側がスッパリと切れ落ちていた。

ヘロヘロな上に、

空腹感もあったので昼食とした。

下山は登路のルートをそのま引き返した。

下山時も緑は美しく、

作業道との兼ね合いがいい場面もある。

ただところどころで現れる、

登り返しがきつくてねえ。

エゾシカの角を拾ったHiromiが、

それを持って帰ると言い、

しばらく持ち歩いていたが、

突然「バサッ!」っと笹原に投げ捨てた。

いらないなら最初から持たなきゃいいのによ!

12時50分、駐車地。

往復ちょうど8kmの行程だった。

駐車地の気温が30℃。

登る前は下山後もう一座、

と思っていたが疲れきって下りるともういや!

汗だくでかたずけを済ませ、

厚真町の「こぶしの湯」に向かった。

ところが入り口に貼り紙があり、

「厚真町在住者のみ入館可」

緊急事態宣言下では致し方ない。

翌日も厚真町の山を予定していたが、

それはもう取りやめ、

追分の「ぬくもりの湯」に走り、

ゆっくり昼寝をした後、

ようやく汗を流した。

「ぬくもりの湯」だけはいつも裏切らない。

何度助けられたことか。

 入浴後は追分旭地区の伐採地に移動し、

かんぱーいっ!

夕方になってようやく涼しくなり、

そよ吹く風が実に気持ちいい。

 

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