goo

2022.5.7 「樺戸山地」  渡渉に失敗!

 GW後半も残すところ2日という土曜日、

シーズン最後の雪山へ、

と言うことで樺戸山地に向かった。

ところが渡渉に失敗し・・・

 土曜の朝Hiromiを迎えに行き、

浦臼町に向かった。

そして浦臼町浦臼内で、

「札的内川」に沿うように伸びる農道に入った。

もう随分利用してきた農道だ。

農道は3km弱で終点を迎え、

ここからは「札的沢林道」に変わり、

更に「札的内川」に沿って伸びて行く。

この日農道の終点に建つ家屋が、

とうとうこの冬の積雪に耐えきれず倒壊していた。

昔から見てきたこの家屋には、

数年前まで家族が暮らしていた。

その家族は今どこで暮らしているのだろう?

 「札的沢林道」に入って約1km地点を駐車地とした。

ここから徒歩でスタート。

この日は「札的内川」から枝沢に入り、

雪渓を詰めて『鳥越山』に登ることにしていた。

それで今シーズンの雪に関わる山行を、

締めくくるつもりだった。

 林道はすっかり雪が融けている。

固い地面をこれまた硬い冬靴で歩くのは、

なんとも歩きにくいもの。

 約1km歩くとチェーンゲートが現れるものの、

もう閉める気もなさそう。

そりゃそうだ、

その先は林道が消滅して車は入れない。

 しばらく歩くと林道が「札的内川」を、

左岸から右岸に変わる。

昔ははっきりしていたが、

今はもうそこに林道があったことも伺えない。

ここで渡渉したいが、

雪融け水の増水で渡れない。

仕方なく左岸に沿って渡渉できそうなところを探していく。

なかなか見つからなかったが、

「ここしかない」と言うところで渡った。

うん、うまくいった。

そして右岸にうっすらと残る林道跡を行く。

しかし間もなく左手の山側から、

土砂が沢めがけて崩れたところに出くわした。

斜度が急な上、

ザラザラと崩れるのでとてもじゃないが、

そこは突破できそうにない。

10m下の沢に滑落する可能性大だ。

仕方なく再び沢に下り、

一旦左岸に向かって渡渉する。

私が先に渡って振り返った途端、

「ボッチャーン!!」

Hiromiが増水して流れの速い水の中で両手をついている。

そして「流されるぅ!」

と叫んだがすぐ立てた。

Hiromiは異常に水を怖がる。

背中のザックを除いて、

全身ずぶ濡れになってしまった。

夏の暑いときは必ず着替えをザックに入れているHiromiだが、

この時期はまだその用意がない。

やむなく中止だ。

私としてもこれで雪との関りに区切りをつけられた思いだ。

 来た道をとことこ歩いて駐車地に戻った。

そしてすぐ帰途に着いた。

この時点では一旦Hiromiの家まで行き、

着替えて「馬追丘陵」に登ろうと話していた。

しかし・・・

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )