北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2022.5.1 『天狗山』(栗山・330m)~『御園山』(284m) 二つの三角点を林道でつなぎネギ採り
1日の日曜日は、
天気予報もはっきりしないので、
ギョウジャニンニク採りを主目的とし、
栗山町の里山二つを林道で結んでみることにした。
ギョウジャニンニクは、
相変わらず我が家にも持って帰れない。
強引に持ち帰ると、
女房の機嫌が悪くなり、
口を利かなくなる恐れがある。
ただ、いつもHiromiと山行後の「反省会」をしている、
私の高校の後輩が経営する飲食店で、
「ギョウジャニンニクを食べたい」と言っていたのを、
Hiromiが覚えていた。
それじゃあ採りに行きましょう!
と言うわけで、
先日に続き「天狗山」に向かうことにした。
日曜日の朝Hiromiを迎えに行き、
栗山町南角田の「不動の沢林道」に向かった。
その時点では、
「天狗山」ではなく、
「御園山」に登ってギョウジャニンニクを採り、
そのまま下山して帰途に着くことにしていた。
しかし考えると、
Hiromiは山菜採りなぞ全く眼中になく、
中でもギョウジャニンニクは嫌いな山菜だ。
ニンニク系がダメなんだわ。
そんな興味のないHiromiに、
ただ付き合わせるのも申し訳ないので、
より長く歩くことを望むHiromiのために、
この両ピークを結んでみることにした。
ただ、「曇り」予報の割には、
いつ降り出してもおかしくない空模様が気になった。
7時35分、「不動の沢林道」入り口を駐車地としてスタート。
私はスパイク長靴、
Hiromiは登山靴だ。
この長靴が失敗だった。
林道を進み500mほどで、
エゾシカの防護柵を抜けると、
そこから沢に下って渡渉し、
ショートカットで上部林道に合流した。
辺りは先日よりこぶしの花がずいぶん開いていてる。
ところどころには桜の花も見られる。
また、木々の若葉もようやく出始めたところだ。
殺風景な中にも現段階での色付きを楽しみながら歩き、
8時35分、四等三角点「天狗山」。
この辺りにもギョウジャニンニクは自生しているが、
ここでは採らない。
「天狗山」より「天狗林道」に下り、
更に「不動の沢林道」に下った。
そして今度はそれをやってきた方とは逆の、
奥に進むことにする。
そしてこの辺りからは、
「不動の沢林道」が「伊藤の沢林道」に変わる。
「御園山」に向かうのだが、
地形図を見ると、
蛇行する林道が結構長い。
ただ、そんなローカルでマイナーな林道でも、
初めて歩くのはワクワク感がある。
ところが「伊藤の沢林道」に入ると、
間もなく雨が降り出した。
「くもり」の予報が、
やはり裏切られて降り出した。
強く降るわけではないが、
どうにも不快で愚痴が口をついて出る。
しかしHiromiは何も言わず、
ただ黙々と歩を進めていく。
この林道は表面に締まった砂利が多く、
スパイク長靴ソールのピンが、
石にカチカチ当たって不快だ。
それが歩きにくくて疲れる。
登山靴でスタートしなかったことを後悔した。
途中雨が強くなりだすと、
一刻も早くミッションに終止符を打ちたく、
自然と歩幅が広がり、
歩くスピードが増す。
そしてようやく「御園山」の、
取り付き点に到達する頃には、
歩行距離が10kmほどに達していた。
薄い藪を越えて針葉樹林に入り、
10時25分、四等三角点「御園山」。
「御園山」からは、
藪漕ぎで「不動の沢林道」に下る。
その途中でこの日の主目的である、
ギョウジャニンニク採りとする。
予定通りびっしり育っていた。
しかし2週間前ここを訪れた時には、
殆ど出ていなかったギョウジャニンニクが、
たった2週間でこんなにも成長することに、
改めて驚かされた。
いつもなら私が山菜に手を出しても、
知らん顔で先に行ってしまうHiromiも、
私の後輩のためだと思って手伝う。
後輩はYuzoと言うのだが、
HiromiもYuzoには色々世話になっているので、
珍しく気を遣ったものだ。
ギョウジャニンニクはそこら中に生えているので、
レジ袋があっと言う間にいっぱいになった。
ミッションを終了して下ることにしたが、
この頃には雨も上がっていた。
藪をかき分けて下るが、
時期的にダニが衣類にたくさんつくので、
チェックして払い落しながら下る。
そして沢筋に出て古い作業道跡をたどって、
林道ゲートそばで、
「不動の沢林道」にのった。
あとは1kmほど歩いて、
11時30分、駐車地。
結局総歩行距離が12kmとなり、
思いがけなく長い距離を歩けたことに、
Hiromiも満足して帰途に着いた。
そして夕方改めて「反省会」。
そこでYuzoにギョウジャニンニクを渡すと、
喜んで近所の飲食店にも分け与えていた。