goo

2022.5.8 『佐々山』(324m)  GWの締めくくりは夕張で!

 大型連休と言われた、

今年のGW最終日の日曜日は、

所用があるため、

朝パッと登って帰ることにし、

Hiromiを迎えに行って、

夕張市の「佐々山」に向かった。

夕張市滝ノ上より国道274号線から、

夕張川に架かる「栄農橋」を渡り、

川向地区に入った。

そして「佐々山林道」ゲート前を駐車地としてスタート。

 いくらか若葉が燃え出した中を歩くが、

この朝は気温が低く、

やや寒く感じた。

周囲の木々の若葉が色とりどりで、

これもまたなかなか美しい光景だ。

秋に金色の葉を落としたカラマツは、

若い緑の葉を開かせている。

 林道を約1.5kmほど歩くと、

上空に送電線が現れる。

すると尾根への取り付き点は近い。

ここから送電線保守管理用の作業道を登る。

この山に作業道があることを知らず、

最初は北側から藪漕ぎで登った。

そしてピーク近くで、

立派な作業道と出合って驚いたものだ。

 作業道は素晴らしいのだが、

この度はエゾシカのフンがやたらと多くて、

それをよけて歩くのが大変だ。

今冬この作業道を、

エゾシカが大量に移動を繰り返したようだ。

作業道は傾斜がきついので、

グイグイ高度を上げる。

しかし急登は長く続かず、

登りきると平坦な道となる。

左手に藪に埋もれた「佐々山」のピークを見て、

そのまま直進する。

すると突然送電線の鉄塔下に出る。

それまではなかった展望が一気に開けて、

大変見晴らしの良いポイントとなる瞬間だ。

鉄塔の中をくぐりぬけて、

明瞭なピークに上がる。

このピークは350mで、

「佐々山」より少し高いことになる。

Hiromiと久しぶりに眺める、

このピークからの風景に見入った。

麓には有名ブランド、

「夕張メロン」の栽培農家が点在し、

栽培用のビニールハウスが数多く見られる。

下山しようとしたとき、

鉄塔に張り付けられたアルミ板を覗いてみた。

するとそこには、

「昭和30年11月竣工」と記されていた。

これを目にして驚いた!

昭和30年と言えば、

私がまだ1歳だった。

今から約67年も前に、

ここに鉄塔が建てられ、

送電線が谷を挟んで張られた。

いったいどうやって!?

そんな技術をその当時、

既に持ちあわせていた、

という事実に驚かされた。

北海道電力、

いや日本と言う国が、

改めて大きく感じられた瞬間だ。

 いいものを目にした。

今度は送電線の鉄塔に出合うたびに、

表示板を覗き、

竣工年月を確認して歩くことになるだろう。

 避けきれなかったであろうエゾシカのフンを、

登山靴のソールに残すまいと、

林道脇の草にこすりつけながら歩き、

「佐々山林道」ゲート前へ。

29日から続いた8山行のGWが終わった。

Hiromiと二人、

納得のGWだったことに満足し、

帰途に着くと雨が降り出した。

この日もグッドタイミングだった。

そして夕方改めてGWの「反省会」。

 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )