北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2022.5.9 『池ノ上』(140m)~『宇佐美』(194m) 春の恵みを求めて・・・
世の中大型連休が終了し、
殆どの人が仕事を開始した月曜日、
まだ休みが続く私は、
天気も良いので山菜採りに出かけることにした。
ただ山菜とは言っても、
タラの芽とヨモギを採るだけ。
それで十分だ。
それだけでも老夫婦では、
全く食べきれないほど採れる。
まあ、ヨモギはどこにでもあるから、
好きなだけ採れるけどねえ。
私はタラの芽より、
このヨモギの天ぷらを好む。
月曜の朝、栗山町桜丘に向かった。
そして「桜山池」近くに駐車し、
徒歩でスタート。
ここを起点に「桜山池」を、
大きく周る林道を歩くのが楽しい。
この辺りには伐採地が多く、
その荒れた伐採地にタラの芽がよく出る。
スタートしてまず、
林道から外れて小高い丘に登る。
笹をひと漕ぎすると、
四等三角点「池ノ上」。
以前一度だけこの三角点に立っているのだが、
その時の記憶がほとんど残っていない。
「池ノ上」から伐採地を下って林道へ。
そこに「COOP 未来の森づくり基金」の看板が立つ。
以前から何か活動をしているのか気になっていた。
それで看板の裏側を覗いてみると、
10回の植樹が予定されているのだろうか?
まだ2回しかされていない。
しかも最後に植樹されてから、
既に10年が経過し、
その間に何もされていないということは、
中止になったということか?
こういうことって、
どうも長続きしない傾向にあるような気がする。
COOPの植樹地から少し行くと、
高度を上げ始めるが、
その辺りからタラの芽が採れ始める。
ただ、既に人が入っており、
採った跡が見られる。
この林道にはエゾシカの防護柵扉があるだけで、
ゲートがなく開放されているため、
誰でも車で侵入することができる。
林道をそんな放置状態にしておくと、
とんでもない輩が入り込むもので、
貴重なタラの木を切り倒したバカ者がいる。
高い部分の芽を採るために、
ノコギリで木を切り倒したのだろう。
そんな切られた木が何本もあった。
「翌年のことなぞ全く考えず、
今の自分さえよければいい」、
何とあさましい考えか!?
そんな人間は他でもろくなことをしていないと想像する。
結局最初の伐採地ではいくらも採れなかった。
林道を進んで行き、
また藪に入った。
そして三等三角点「宇佐美」。
北側の木の間越しに「栗山ダム」が見えた。
再び林道に下って歩いて行くと、
また伐採地が現れ、
西側に遮るものがないため、
空知平野と馬追丘陵が望まれる。
この伐採地でタラの芽をけっこう収穫した。
タラの細い木を引き寄せるのに、
指が樹皮の針に触れ、
何度も「いてっ!」。
腕や脛をこの針に擦り、
出血する場面もあった。
林道を更に進んで行くと、
東側に伐採地が現れ、
その向こうに夕張の『冷水山』や、
『鳩ノ巣山』、『三角山』などが見えている。
いい風景だ!
それを過ぎてしばらく歩くと、
今度はまた西側に伐採地が広がり、
ここから「桜山池」を見下ろせる。
しかし残念なことが。
昨年の伐採後に林業関係者が放置していったゴミだ。
何かのスプレー缶や、
ジュースなどの空き缶が捨てられている。
伐採後の現場には、
必ずこのようなゴミが見受けられる。
決してあってはならないことなのだが・・・
林道は最終地点で送電線をくぐり、
また伐採地に出る。
ここはもう桜山地区の丘といったところで、
すぐ下に畑作地帯が広がっている。
タラの芽採りの仕上げはここだ。
けっこうな量になった。
そしてここでヨモギも収穫。
ヨモギは先端の穂の部分だけを摘みとる。
これもレジ袋を満たした。
最後の伐採地から「桜山池」がすぐそばで、
池に下って駐車地へ。
帰宅後女房に言った。
「自分が処理できる範囲の量を取ってくれ」と。
でなきゃあ、また多すぎるだの、
めんどくさいだのと言い出す。
天ぷらにするとかさが増えるので、
少しだけ取った。
それでも我々夫婦にとっては、
何食分にもなる。
天ぷらは隣りの住人にもあげて、
とりあえず乾杯!
残ったタラの芽とヨモギは(残ったと言うか、そちらの方がはるかに多い)この翌日、
私とHiromiが毎週「反省会」の場としている店の主人、
つまり私の高校時代の後輩のところに置いてきた。