goo

2022.5.26 『支安平奥』(しあびらおく・364m)  胆振東部地震の爪跡を訪ねて

 

 今週も先週と同じく月~水曜日の3日間出勤だった。

そして来週は月~火曜日の2日間出勤で、

あとは休みの予定だ。

まあ、急な注文が入ると、

出勤日数は増えるのだが。

観光菓子の製造工場であるため、

GWが終わってしまうと暇になる。

ただそのGW前も新型コロナウィルスの影響で、

通常と比較すると、

極々少量の仕事しかなかった。

 昨日の朝安平町に向かった。

安平町から「瑞穂ダム」に向かう。

そしてダム湖沿いを走る林道を進み、

「瑞穂貯水池」の最奥に架かる「瑞穂大橋」の上から、

目指す「支安平奥」の頂上部が見えていた。

その後少し進み、

「高丘越林道」入り口手前に駐車。

ここから「支安平奥」を目指す。

このルートは昨年の同時期に歩いている。

その時林道を利用して進む予定だったが、

しょっぱなから林道は崩壊していた。

胆振東部地震によるものだ。

その凄まじさを目の当たりにしたこのルートを、

再び歩いてその後の様子を伺う。

新たに「高丘越林道」となっていたが、

以前は「支安平林道」だったと思うのだが。

また、「高丘越」と言うからには、

厚真町の高丘まで開通したのだろうか?

色々好奇心をそそられる地域だ。

 8時50分、駐車地をスタート。

「高丘越林道」入り口から、

すぐ左脇の「支安平支線林道」に入った。

「高丘越林道」と、

しばらく並行する形で伸びるが、

この林道はすぐに崩壊地となり、

林道の痕跡がなくなる。

それでグサグサ崩れて歩きにくい崩壊地から、

尾根筋に上がって笹漕ぎで進む。

この尾根からは両側に見える、

胆振東部地震の爪跡が生々しい。

同時に多発した地滑りで木々が滑り落ち、

下部で折り重なる。

誠に迫力ある風景で、

地震がもつパワーは計り知れない。

そんな風景を次々に目にし、

200で先ほどの林道の、

まだ残っている部分に出合った。

それを利用するが、

すぐに崩壊地が現れ林道を見失う。

そして笹漕ぎで尾根筋を歩く。

上部を走る「本安平越林道」が近くなったころ、

尾根上の左下に林道が見えた。

先ほど見失った林道の続きだ。

すぐ下りてみると、

災害復旧工事が済んだ後だった。

 林道は間もなく「本安平越林道」に合流した。

「本安平越林道」は、

安平町追分旭地区から伸びている。

林道が合流すると、

目指す「支安平奥」はもう近い。

最後は薄い藪漕ぎで、

10時55分、三等三角点「支安平奥」

 すぐ下山を開始した。

下山は最初の「支安平支線林道」に戻り、

どの部分で崩壊しているのかを検証する。

すると災害復旧工事が終了した地点から、

次々に崩壊箇所が現れ、

復旧したのはほんの一部だったことがわかった。

一部だけを復旧させても、

全く意味がないと思うのだが、

また予算を付けて、

少しずつ修復していくのだろうか?

 崩壊林道は170まで利用し、

あとは藪に入って尾根筋を下り、

駐車地から1kmちょっとの地点で、

「高丘越林道」に当てた。

するとそこはきれいな林道で驚いた。

周辺もすっかり整理されている。

去年の5月1日、Hiromiと歩いた時には、

この一帯が流倒木に覆われ、

それを突破するのにひどく苦労した。

あの流倒木の山を、

いったいどうやってかたずけたものか、

じっくり見学したかった。

やはりここも見える範囲はきれいになった。

それが確認出来てよかった。

 12時35分、駐車地。

暑くて随分汗を流したので、

帰宅してシャワーを浴び、

「のどごし生」を一気に流し込んだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )