北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2022.7.15 『浦臼山』(718m)~『樺戸山』(890m) 廃道化が進む登山道
今週も月~木曜日の4日間出勤だった。
そして四連休で、
来週も火~金曜日の4日間出勤だ。
しかし再来週は月~金曜日の、
5日間出勤となる予定。
いよいよ盆が近くなった。
しかし世の中新型コロナウィルス感染が第7波に突入し、
注文のキャンセルが相次ぐと思われるのだが・・・
この週末もHiromiとは別行動となるので、
昨日の朝樺戸山地に向かった。
最近気になっていた、
『樺戸山』~『隈根尻山』間の登山道が、
再び廃道となったのかを確認したかった。
先日のToshiのブログによると、
また廃道になってしまった様子。
この登山道は10年ほど前に、
頑強な笹に覆われ、
完全に廃道となってしまった。
しかし3年前に有志が草刈りをして下さり、
見事に復活したものだった。
そしてそれをHiromiと確認に行った。(その時の記録)
登山口に向かう農道で、
最終人家があったのだが、
ここの納屋がつぶれていた。
雪の重さによるものだろうが、
何とも無残なものだ。
また、農道周辺の稲作地帯が、
ほとんどそば畑に変わっていた。
9時ちょうど、『浦臼山』登山口をスタート。
他に車はない。
入山届けに記入して中を覗いてみると、
まあまあ登られているようだ。
登山道を歩きだして驚いた。
雑草が好き放題に繁っている。
かつてこの登山道は林道であり、
それは『浦臼山』を越えて、
その先約1km奥まで続いていた。
私も車で林道終点まで上がり、
そこで何度か車中泊をしたことがある。
当時私の子供達が、
バスケットボールに打ち込んでおり、
日曜日は頻繁に試合や練習試合が行われていた。
その応援に駆けつけるため、
早く帰宅しなければならなかったので、
山の奥まで車を利用し、
前泊でパッと登って帰宅することを繰り返していた。
あれからもう20年以上経過している。
林道が変わり人一人歩けるだけの登山道を、
ゆっくりゆっくり登っていく。
既に暑くてキツイ。
510で左手に反射板が現れると、
林道の傾斜角度が増す。
更に暑くてキツイ!
先が長いので、
極力心拍数を上げぬよう、
ゆっくり登るのだが、
そう意識しなくても、
決して速くなんか登れない。
10時20分、『浦臼山』。
そのまま通過して先に進む。
すると稜線状の長い尾根の奥に、
目指す『隈根尻山』が姿を現す。
直線的な登山道を歩き、
750で旧林道の終点を迎える。
そして昔から登山道だった部分に入っていく。
若干高度を上げたあとは下り続け、
目の前に「844m峰」が現れる。
何度見ても形の良いピークで、
これに山名や点名がないのが不思議だ。
一旦コルまで下り、
キツイ急登に耐えて登っていくが、
もうこの辺りでヘロヘロな私。
暑さには本当に弱くなった。
『浦臼山』までの登りでグッタリしてしまって、
一旦グッタリすると、
もうどうやっても回復しない。
「844m峰」を越えてしばらく行くと、
笹が登山道全体を覆いだし、
足元の登山道は見えない。
ひどいところは私の背丈を超える。
もうずいぶん回を重ねて歩いてきたルートだが、
今回の状態がこれ迄で最悪で廃道寸前だ。
キツイアップダウンを繰り返し、
12時15分、『樺戸山』。
地理院地図によると、
このピークに山名も点名もない。
『樺戸山』と言うのは、
誰が考えたかわからないが俗称だ。
しかしこの俗称、
周辺を調べても「樺戸山」、
という点名が見当たらないので、
実に的確な俗称をつけたものだと思う。
さて、この日の目的である、
この先の登山道検証だが、
ゴメンナサイ、
もうダメ!
ヘロヘロ~
ただ、『樺戸山』から眺める『隈根尻山』への登山道は、
まだくっきりと筋が見えるところを見ると、
現段階では安泰だろう。
また涼しくなったら訪れてみよう。
簡単な昼食。
下山を開始。
登路で一貫して左手に広がっていた、
空知平野の風景が、
復路では右手に変わる。
『浦臼山』からの長い尾根歩きの中で、
一貫して風景を見渡しながら歩ける。
1,000mに満たない低山で、
このようなロケーションをもつ山を、
私は他に知らない。
アップダウンは相変わらすキツイけれど、
このいつでも見渡せる下界の広い風景が、
辛い登下降を和ませてくれる。
15時20分、登山口。
結局この日は、
他に登山者が訪れることはなかった。
雨竜町に移動して銭湯で汗を流し、
田園地帯の片隅で、
冷たい「のどごし生」を一気に流し込んだ。