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2022.7.23 『上真谷地』(752m)  雨にもてあそばれて・・・

 先週は月曜日が祝日で休みだったので、

火~金曜日の4日間出勤だった。

そして今週はとうとう月~金曜日の5日間出勤となる。

それもその週限りだけどねえ・・・

 この週末の土曜日は雨の予報。

どこへ行っても雨から逃げられそうもないので、

夕張で足元がきれいな山歩きをすることにした。

「上真谷地」は頂上に、

三社の大きなアンテナが建つ三等三角点の山だ。

その頂上までゲートから約5km。

簡易舗装されている部分が多いので、

足元はきれいなのだが、

もうけっこう荒れてきている。

 土曜の朝Hiromiを迎えに行った。

Hiromiに会うのは3週間ぶりだ。

Hiromiと知り合って9年が過ぎたが、

3週間も会わなかったのは初めてだ。

ここ2週別行動とし、

Hiromiは単独で好きなところへ出かけていた。

私はもう人のいない里山を登り歩くだけで満足だが、

気力、体力が充実した年齢のHiromiは、

まだまだ登りたい山がある。

そんなHiromiにはHiromiの人生がある。

悔いを残さぬよう、

好きなように行動するといい。

と言うわけで、

これからは別行動が増えていくだろう。

車の燃料代を割り勘にできなくなるのは、

ひじょーにきついけどねえ・・・

 

 土曜の朝、夕張市で真谷地地区に入った。

もう住人の住む家が、

3軒ほどしか残っていない集落の中を通って、

奥へと入って行く。

すると林道ゲートに突き当たる。

ゲート前に駐車して、

9時20分、徒歩でスタート。

通年で何度も通り抜けたゲートだ。

夕張に入るまで降り続いていた雨は、

この時点では上がっていた。

 はじめは林道とNTT管理道路の共用部分を歩く。

道路幅いっぱいの大きな水たまりが二つ続いた。

その水が透き通っているので、

しばらく車の進入がなかったようだ。

ゲートから1kmほどで分岐を迎え、

これを右に入ると「真谷地林道」となり、

直進方向がNTTの管理道路だ。

この管理道路を進むと、

間もなくNTTのゲートが現れる。

このゲートはこれまで、

常に開放されていたのだが、

この度はきっちり施錠されていた。

そしてゲート横もパイプでふさがれている。

どうやらここもバイクの進入を許さない、

という意思の表れのようだ。

やはりバイクの林道走行が増えているので、

あちこちでそれを阻止しようとしているのだろう。

 NTTのゲートを過ぎてしばらく行くと、

ポツポツと雨が降り出した。

「なんだ、もう上がったんじゃなかったのかよ!?」

降り出した雨は直に強くなったので、

暑いが仕方なく雨具を着用した。

汗が吹き出さぬように、

心拍数を極力上げぬよう登って行く。

すると雨は小降りとなり、

また一旦上がった。

暑いので雨具を脱ぐ。

そして歩き出すとまた雨が・・・

いやあ、全く落ち着かない!

降るのか降らんのか、

はっきりしてくれ!

 

 雨具の着脱で面倒な歩行を強いられながらも、

次第に高度を上げていく。

しかし高度を上げるほどに、

管理道路が荒れていく。

まだ車両の走行に問題はなさそうだが、

サイドのガードレールなぞ、

見た目にはひどい状態だ。

 最後は大きなアンテナを正面にして歩き、

11時ちょうど、三等三角点「上真谷地」下

そう、「下」だ。

三角点は見上げる上のピークにある。

しかしまたまた降り出した雨に、

笹をかき分けてそこまで行く気になれず、

その下で簡単な昼食とした。

そして昼食を終えて下山に入ると、

霧雨だった雨が粒を大きくして、

いよいよ本降りとなった。

これ以降雨は降り止むことはなく、

強弱を繰り返して降り続いた。

 12時40分、駐車地。

この後の天候によってはもう一座に登り、

車中泊の予定だったが、

一旦帰宅して濡れたもの全てを乾かしリセットしたい。

Hiromiも同感で、

そのまま帰途に着いた。

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