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2022.7.10 『於兎牛山』(おそうしやま・392m)  暑くて暑くて・・・

 先日の日曜日だが、

天気予報はほとんど午前中「雨」。

とりあえず様子を見ながら、

と思いつつ家を出た。

そしてこれも「とりあえず」だが、

夕張に向かって車を走らせた。

我が家を出ると降り出した雨は、

夕張に入ると上がった。

しかし草木はたっぷり雨水を蓄えているので、

藪に入る気にもなれず、

Uターンして由仁町川端から、

「クオーベツ林道」に向かった。

施錠された林道入口手前に、

駐車スペースがある。

 雨が上がって日が射し始めた中、

チェーンゲートを越えて林道に入った。

チェーンは車両の進入だけではなく、

オートバイの侵入を防ぐため、

横の隙間にも新たな鎖が張られていた。

最近はオフロードバイクでの林道走行が流行っているのか、

他の林道でもバイクに出くわしたり、

走行音を耳にすることがある。

静かな山中でけたたましいエンジン音は聞きたくない。

 ここは何でも「クオーベツ」だ。

「クオーベツ林道」を歩いて行くと、

「クオーベツ川」に架かる「九尾別橋」を渡り、

しばらく行くと「クオーベツダム」によってせき止められた、

「クオーベツ貯水池」がある。

この貯水池が水をたたえているのを目にするのは、

いったいいつ以来だろう?

いつも涸れて湖底があらわになっている印象だ。

しかし水のある風景は美しい。

この貯水池から18kmほどの林道歩きで、

『クオベツ山』(506m)に至る。

 『於兎牛山』へは地形図に従うと、

「九尾別橋」の手前分岐で、

左手の「川端林道」に入る。

そして林道を忠実に歩いて行くと、

『於兎牛山』頂上基部に達する。

しかしそれではひどく遠回りをすることになる。

私は初めてこの山に登った時、

「川端林道」を利用したのだが、

二度目は「クオーベツ貯水池」から藪に入って、

ショートカットを試みた。

すると古い作業道が残っており、

楽々ショートカットに成功。

以来ショートカットルートで、

上部林道につなげることにしている。

そしてそのショートカットルートだが、

その辺り一帯が昨年伐採されて、

広々とした風景となった。

従ってその伐採地を登って、

上部林道につなげることになる。

広い伐採地の風景が好きな私だが、

ここは何かが違う。

そして気が付いた。

この伐採地は木材にするために刈り払われた枝が、

かたずけられずに散乱している。

これはいったいどうしたことか?

通常は伐採後不要な枝は集められて、

小山を築いている。

そして苗木を植えるのだが、

ここは大量の木を伐りはらった後、

植林をしないと言うことなのだろうか?

どうも納得がいかない。

 伐採地を抜けて上部林道に上がると、

もうかなり気温が上昇し、

暑くて暑くて・・・

ゆっくり歩を出していく。

トロトロと歩いて頂上基部に達し、

藪に入って三角点を目指す。

そして『於兎牛山』(三等三角点:於壮志山)。

樹木に囲まれたピークは展望が利かない。

 すぐに下山を開始。

林道に下って歩き、

再び伐採地に出て簡単な昼食とした。

しかし伐採地は直射日光が強く暑くて・・・

その後も林道をダラダラと歩くが、

「九尾別橋」から結構な登り返しがあり、

暑さに弱い身としてはこれが堪える。

もう辛くて辛くて・・・

ようやくゲートを越えて駐車地に着き、

温度計を見ると28℃。

この程度の気温でヘロヘロになるとは、

本州の方々からお叱りをちょうだいしそ~

 

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