北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2021.2.11 『真谷地炭山』(まやちたんざん・463m) 輝ける雪の華!
今朝起きると雪が積もっていた。
それに激しく降っている。
今日は祝日なので、
7時半にHiromを迎えに行く予定だったが、
除雪をしなければならないので、
ラインで遅れる旨伝えた。
外に出て除雪をするのだが、
どんどん降り積もり、
さっぱりきれいにならない。
仕方がないので適当なところでやめて家を出た。
朝から除雪だと山に対するモチベーションが、
全く上がらなくて困る。
Hiromiを迎えに行く予定がなければ、
嫌気がさしてやめいたところだ。
Hiromiを迎えに行き、夕張に向かった。
昨日雪の状態が悪かった夕張なので、
今日も短い行程の山に登る。
夕張市真谷地に向かい、
リサイクルセンター先の除雪終点へ。
ここはどういうわけか、
毎年広く除雪されている。
それをHiromiに言ってみた、
「どうして広く空けているのかなあ?」
「気持ちいいからじゃない?」
バ、バカなこと言うんじゃねえ!
財政破綻した夕張に、そんな余裕あるかよ!?
準備を整えて足にはスノーシューを装着した。
そこでHiromi、「どこ行くの?」。
おいっ!!
こいつには変更を重ねながらも、
ちゃんと山行予定を送ってある。
いつまでも、どこまでもとぼけたやつだ!
9時20分、駐車地をタート。
すぐに冬季通行止めの大きなゲートを越えて林道を行く。
この林道を直進すると、
やがNTTの管理道路となり、
「上真谷地」(三等・752m)に至る。
今回は左手に現れるゲートの林道に入る。
これは作業道「真谷地炭山線」だ。
足下の雪質は昨日よりましだ。
体力を持て余しているHiromiが、
積極的にラッセルをしてくれる。
辺りは降り積もったばかりの雪が、
木々の枝にまとわりついて美しい。
そこに日が射すと何とも言えない美しさだ。
そんな中を歩きながら、
何度となく繰り返してしまう、
「きれいだぁ~」。
素晴らしい景色の中、
Hiromiに楽をさせてもらって歩き、
10時30分、三等三角点「真谷地炭山」。
前回このピークに立ったのは、
去年藪漕ぎでだった。
南の木の間越しに見える、
旧ボタ山の風景が美しい。
下山はせっかくつけてきたトレースを辿る。
一旦林道まで下り、
東側の台地に登ってみた。
ここは旧ボタ山か?
そこからは北側の針葉樹林帯の風景が美しい。
その後台地を少々散歩して、
登路でつけた林道のトレースに下った。
あとは楽々歩いて、
11時20分、駐車地。
雪の深いコンディションの中にあっては、
ちょうどよい山行だった。
2021.2.10 『楓』(かえで・355m) 深い雪にやられた・・・
今日はコズの「故郷夕張の山に登る」シリーズ第四弾!
今年に入ってコズを、
『鬼首山』、『鳩ノ巣山』、『人漁山』に登らせた。
そして今回は短い行程の山を予定した。
と言うのも、最近空知地方を中心に、
雪がけっこうな量で降り続き、
スノーシューが深く雪に取られることになるので、
そんなときは雪が降らなかったところへ出かけるか、
短い行程の山行を組むようにする。
それで今回は夕張市於兎牛地区から、
短時間で登れる『楓』に決めた。
ところが・・・
コズとは今朝9時半に、
夕張市滝ノ上で合流する予定だったが、
私は早くに行って近くの山々の駐車地の状況を確認して歩き、
9時前に滝ノ上の合流地点に行ってみると、
コズは既に到着していた。
コズはいつも合流指定時刻より、
かなり早くそこに行く。
その後道々夕張~厚真線の「滝の上橋」まで移動した。
夕張川に架かるこの橋の手前に、
冬季通行止めの大きなゲートがあるので、
そこを駐車地とした。
するとコズが車から降りてきて、
「ハイッ、いつものおやつ!」、
と言って紙袋をくれた。
「なんも買ってくるなって言ってるべやあ!」、
と言いつつも遠慮なく受け取ってしまうボク・・・
9時20分、駐車地をスタートした。
農道を少し歩いて「滝の沢林道」ゲートに向かう橋を渡る。
渡りきって右手が「滝の沢林道」で、
我々は左手の古い林道に入る。
目の前は垂直のそそり立つ岸壁だ。
その基部に巨大なつららができている。
コズが後ろから「右に大きな氷!」、
と教えてくれるが、
そんなでかいもの見えてるよ!
そんなことよりこの時点で、
既に困ったことになっていた。
懸念していた足下の雪が深く、
一歩一歩のラッセルがきつい。
今年は大きな寒暖の差がほとんどなかったので、
表面に積もった雪の下に、
一旦融けて固く締まった層がない。
従ってスノーシューをズブズブ飲み込む。
それを想定して大型のスノーシューを装着したのだが、
全く刃が立たない。
そこに急登となるともうダメ!
牛歩どころかカメの歩みだ。
ただ、歩がのろいと会話はよく聞こえる。
今日も色々な話しをした。
Co.250で一旦尾根上に出ると、
尾根に沿って伸びる作業道が現れたものの、
今度はけっこう濃い笹だ。
尾根上を進むのは笹が濃く、
困難を極めるので、
作業道を利用して進む。
一歩一歩スノーシューを飲み込まれながら。
そしてCo.280で北から伸びる尾根に乗り換えた。
すると足下の雪の量が少なくなり、
ホッとしながら登って行く。
最後は急登を経て、
11時15分、四等三角点「楓」。
風もなく穏やかな山頂で昼食だ。
スタートしてしばらくは、
短いルートにも関わらず、
ピークに立てないんじゃないか、
と思い続けたが、なんとか立ててよかった。
コズも小さく「よかった・・・」とささやく。
下山は登路で苦労したトレースを伝って楽々下る。
そしてもう林道に下り立つ辺りで、
私のスノーシューのフレームが折れた。
濃い笹漕ぎでいやな予感がしたんだよねえ。
12時20分、駐車地。
短い行程を組んだものの、
いやあ、苦労したぁ・・・
2021.2.7 『姨失山』(うばうしやま・252m) 雄大な風景を楽しむ
日曜の朝「平取温泉ゆから」を後にし、
帰路で安平町早来から、
『コロイ山』に登って帰ることにしていた。
平取町からむかわ町、
そして厚真町に向かっている時だった。
ふと道路際の林道「幌内宇隆線」を覗くと、
まだ車が入れる様子。
そこですぐ『姨失山』に変更することにした。
『姨失山』に登るにはこの林道を利用する。
昨夏Hiromiとこの林道を利用し、
『姨失山』とその奥の『鬼子』(四等・245m)に登っている。
ハイエースは凍った雪面に、
ガリガリと腹をこすりながらも、
予定の標高90m地点まで入ることができた。
ここから作業道が伸びており、
地形図にはないこの作業道を利用すると、
『姨失山』のピーク直下まで楽に登れる。
9時15分、駐車地をスタート。
薄日は射しているのだが、
ちょっと暗い空が気になる。
作業道はグイグイ高度を上げて行く。
先を行くHiromiがやたらと張り切って、
私とToshiの位置から遠く離れてしまう。
そうなるとToshiとHiromiの、
二人を入れた写真が撮れない。
相変わらず何も考えないで行動する奴だ。
この作業道ははじめから、
素晴らしい風景を楽しめる。
辺り一帯に伐採された広大な尾根や斜面が広がる。
従って歩く中で視界を遮られることが全くない。
こんな山も珍しい。
広いところが大好きな私には、
たまらなく素晴らしい風景だ。
そんな風景が歩を進めるごと、
背後にどんどん広がっていく。
作業道は大きく蛇行しながら高度を上げ、
一旦『姨失山』頂上部の南側直下をかすめる。
そして標高230mほどの、
見た目にもはっきりしたピークを、
西側から巻いて『姨失山』への最後は、
直線的な作業道となり、
前方の『姨失山』を目指すことになる。
この直線に入るところで、
初めて北側の風景を眺められるのだが、
そこには胆振東部地震で崩壊した斜面が、
純白の雪に染まり無数にちらばっている。
しかし風景は相変わらず雄大だ。
たかだか250mほどの高さから眺めているとは思えない。
さすが一等三角点の山だ。
最後の詰めは軽い藪漕ぎで、
9時55分、一等三角点「姨失山」。
それまで開け続けてきた視界がそこにはなく、
樹木の中で三角点の標石周りだけ、
丁寧に笹が刈られている。
下山は同ルートを下る
従って再び雄大な風景を目にできるわけだが、
登路では振り返り振り返り眺めていたものを、
今度は前方を眺めながら歩ける。
Toshiにとっては初登の山だったが、
十分満足できただろう。
10時40分、駐車地。
この地点より車を走らせ、
途中でHiromiを降ろし、
Toshiと二人で江別市の我が家に戻ったが、
『姨失山』から1時間半で帰りつけたのには少々驚いた。
厚真はもっと遠く感じていたのだが。
Toshiとは我が家で別れ、
Hiromiとは夕方いつもの反省会をして、
山旅の締めくくりとした。
2021.2.6 「Toshiを励ます会」 人生の転機がやってきた!
土曜の夜は「平取温泉ゆから」で宿泊だ。
Toshiが2月1日をもって、
社会に出て長いこと勤めてきた会社を退職した。
若い頃は苦労したものの、
それが報われてトントン拍子で出世。
私と知り合った14年前から、
それはそれは映画の中のような出世ぶりだった。
そしてついには一般社員としては最高位、
社内でナンバー2の地位にまで上り詰めた。
順風満帆に見えたToshiの人生だったが、
ここにきて転機が訪れた。
本人の意思なぞ遠く及ばないところで、
全く違った方向に事が進み、
結局会社を追われることになってしまった。
そして現在は無職。
新たな勤め口を探しながら、
とりあえずは一休みしている。
思えば社会に出て長期休暇なぞなかったはずで、
人生の転機でゆっくりするといい。
Toshiは小学生の頃ランドセルを空にして登校したことがある。
それでも何も困らなかったと言う。
社会に出て手つかずの初任給を、
電話ボックスの中に忘れたことがあったのだが、
運良く戻ってきた経験がある。
Toshiとはそんな人生を展開してきた男だ。
この先どんな人生を歩んでいくのか、
正直楽しみなところだ。
そんなわけで今回Hiromiと、
大変小規模ながらも、
「Toshiを励ます会」を催すことにした。
但し宿泊費用は皆個人負担。
それが『ミニ山の会』だ。
15時のチェックインで「平取温泉ゆから」へ。
二階の小奇麗な部屋に案内された。
3人揃ってそこがすぐ気に入った。
そして温泉へ汗を流しに向かった。
この温泉にはこの辺りの山に登るとき、
毎度日帰り入浴で世話になっている。
しかし宿泊するのは初めてだ。
温泉で汗を流したあとは、
部屋に戻ってまず「カンパイ!」。
乾いた喉に発泡酒を流し込む。
500ccを2缶飲むと、
ちょうど良いタイミングで夕食だ。
夕食は一階のレストランへ移動する。
テーブルにはご馳走が並ぶ。
わがままな私はなかなか口に合うものと巡り会えないのだが、
ここの料理はどれも美味しそう。
そして「カンパーイッ!!」
Toshi、とりあえずはお疲れさん!
美味しい料理を頂きながら談笑。
満腹になったあとは部屋に戻って二次会だ。
いつもと同じくバカっ話しに花が咲く。
そんなときはいつも心と態度が、
緩みっぱなしのHiromiがゴロゴロしだす。
皆さん見てください。
本当に行儀が悪い!
22時過ぎ、ワインも定量を飲み干して就寝。
我々3人で宿泊するときは、
いつも一部屋に布団を並べて寝てきた。
今回も12畳一部屋で3人一緒。
翌朝は少々二日酔い。
また一階のレストランで朝食だが、
品数の多い朝食にご飯が進む。
食べ過ぎ状態で部屋に戻って撤収だ。
酒が残っているのでそのまま帰ってもいいんだが、
元気いっぱいの二人が許してくれるはずもなく・・・
2021.2.6 『茂岩山』(もいわやま・403m) 予定外の山歩きを楽しむ
今回の週末はToshi、Hiromiと3人で平取町へ。
土曜の朝Toshiの車を我が家に置き、
Hiromiを迎えに行った。
そしてむかわ町穂別経由で平取町貫気別へ。
ところが予定していた山に登るための、
駐車スペースが確保できない。
それでそのまま次の候補地へ移動。
この辺りには登る山がたくさんあるので、
駐車スペースを確保できる山に登る。
次に向かったのが、
直近の『沙流山』(さりゅうやま)だったが、
狭い車道に駐車スペースは見いだせない。
更に車を走らせ、
『茂岩山』へのスタート地点となる、
「池売林道」入口に向かった。
そしてここは道路脇に停めるスペースが確保できた。
10時05分、「池売林道」ゲートをスタート。
大型四駆が走行した古いワダチの上を歩く。
まっさらな雪面を歩くより楽だ。
はじめはHiromiが先頭にたったものの、
すぐにToshiが前に出て、
ガシガシラッセルをして行く。
Toshiは元気いっぱいだ。
スタートして1kmも歩かない地点で、
大きな氷柱が現れた。
意外な山の産物に一同見とれてしまった。
「池売林道」は「イヨロマップ沢」に沿って伸びていたが、
大きくヘアピンカーブを描く地点で沢から離れた。
そして直線的に伸びて行く。
一箇所ショートカットして一段上の林道に上がった。
そんなポイントを指示するのも、
二人が速くて大変だ。
最後尾の私は間隔をあけて、
二人に着いていくのがやっと。
ちょっともたつくとすぐ離されてしまう。
Co310で林道を離れて小尾根に取り付く。
尾根上には古い作業道が残っている部分がある。
それを利用して登り、
やがて細尾根となって、
両側が切れ落ちる。
なかなか雰囲気の良い細尾根歩きだ。
Toshiのスピードは衰えることなく、
11時40分、三等三角点「茂岩山」。
なんだか暗い空が重苦しく、
気持ちもイマイチ晴れない。
昨年の4月この山に登った時に、
三角点標石を目にしている。
それがちょっと雪が降っただけで、
探すもわからないものだ。
しかし下山を開始すると、
ゆっくりと空が明るくなりだした。
気温も上がり、
往路よりかなり雪が重くなった林道を下っていく。
13時05分、駐車地。
林道にガッチリトレースをつけたので、
コズに今なら楽に登れると、
すぐラインをしてやった。
すると翌日登ってみる返ってきた。
コズは反応が早いし行動力がある。
よい情報は提供してやろう、
という気になる。
この後平取温泉に向かった。
そしてこの日の夜は3人で、
平取温泉に宿泊の予約を入れていた。
2021.2.5 「馬追丘陵」 ガイドのSumiをガイドする
Sumiはネイチャーガイド。
私よりひとまわり以上年下だ。
先日馬追丘陵でのトレーニング中に知り合った。
新型コロナウィルスの感染拡大で、
Sumiも本業の活動ができずに困っている。
ただ時間があるので、
体力を落とさぬよう、
馬追丘陵でトレーニングを始めたそうだ。
であるならば、遊歩道以外のルートを歩いてみないかと問うと、
「ぜひ!」と、二つ返事でのってきた。
私も十分時間がある身、
私の知識や経験が役に立つのであれば、
いくらでも協力しましょう!
今朝9時10分、『長官山』の火葬場口をスタートした。
すぐ藪に入って「マオイゴルフ場」へ。
突然の広い風景にSumiが驚く。
更に大変気に入った様子だ。
空は曇天で日差しがなく、
ちょっと暗い感じだ。
晴れていたならもっともっと、
素晴らしい風景を見せられたのだが・・・
ゴルフ場を横断して小沢を渡り、
針葉樹林に入った。
トドマツの幹にヒグマの爪痕が残る。
ネイチャーガイドは自然の中の、
動物や鳥などの声、動きに敏感だ。
ちょっと鳥の鳴き声を耳にしただけで、
必ず立ち止まってその姿を確認する。
そして「あれは○○だ」と教えてくれる。
またSumiは「楽しい」を連発して歩く。
大変気分が良さそう。
10時10分、「文学台」。
ここで私がいつも持ち歩いている、
カメラの三脚を車に忘れたことに気付く。
ガックリ・・・
「文学台」を後にして歩を進め、
10時30分、『長官山』。
Sumiもここに立つのはもう何回目になるのか?
小休止して「馬追温泉コース」の、
一本東側の尾根を下る。
Sumiとゆっくり話しをするのは、
今日が初めてだったので、
スタート時からずいぶん色々な話しをしながら歩いた。
尾根の適当なところから、
更に東に下って行くと林道が現れ、
その先で広い風景に出合う。
11時ちょうど、「ユニ東武ゴルフ場」。
その風景を目にしてSumiが口にした。
「文学台よりこっちの景色の方がいいっ!」。
でしょーっ!
その後地形図にはない作業道を南に向かって歩き、
「220mP」の基部に取り付いて急斜面を登った。
そして11時50分、「220mP」。
この山は東西どちらから見ても、
きれいなピラミッド状の山容をしている。
ここで昼食だ。
私は手製サンドイッチとカップ麺、
Sumiはポットに入れた、
温かい具入りスープを食べていた。
昼食後は尾根を歩いて『長官山』に登り返し、
「文学台」近くの送電線下を下った。
そして途中から林道に入り、
また「マオイゴルフ場」に出て、
最後に広い風景の中を歩いて、
13時45分、火葬場の駐車地に戻った。
Sumiは「いやあ、楽しかったあ!」。
それはようございました。
次回また近くに登ることを約して帰っていった。
2021.2.4 『人漁山』(にんりょうやま・487m)~『十三哩』(じゅうさんまいる・258m) 思いがけなく晴れた!
私の仕事は週明けの月、火曜日と、
二日だけ出勤してまた14日まで休みだ。
注文が入らず作るものがない。
そりゃそうだ、本州では緊急事態宣言が延長された。
休みに入ったものの天気が悪い。
休めないHiromiが「吹雪け!」と呪っている。
今日はコズをまた夕張の山に案内してきた。
コズは生まれが夕張なのだが、
早くに夕張を離れてしまい、
夕張の山のことはほとんどわからない。
そんな故郷夕張の山に、
最近ずいぶんと興味を抱きだし、
そのガイド役を買って出たのが私だ。
先日の『鬼首山』、『鳩ノ巣山』に続いて第三弾。
またコズは「ママン隊」(総勢10名)を率いており、
私が案内した『鬼首山』には、
既にメンバーを連れて登っているし、
明日は8名で『鳩ノ巣山』に登るそうだ。
今日はシューパロ湖を見下ろす山に登る予定だったが、
昨日の夜の予報では終日雪模様とのこと。
それで急きょ短い行程の山に変更し、
夕張の合流点に向かって今朝家を出た。
ところが車を走らせるほど天候が回復して行き、
夕張が近くなると素晴らしい青空が広がった。
それならばというわけで、
変更した山の直近の『人漁山』に再変更した。
夕張市十三里で、
高速自動車道下の駐車地に着くと、
コズがいきなり小袋を持って近付いてきて、
「ハイ、おやつ!」と言って小袋をくれた。
中にはチョコや和菓子など、
色々入っている。
コズ、そんなことすんなって!
コズは毎回何かをくれる。
おやつ食べてラッセル励めってことかぁ~っ?
9時10分、駐車地をスタート。
この地点から一日中ほとんど車の通らない、
JRの線路に沿った市道を、
500mほど滝ノ下方面に歩く。
除雪された市道は路面が固いので、
スノーシューは手に持った。
そして高速自動車道をくぐる、
「夕張13」のトンネルが見えると、
スノーシューを装着してそれに向かった。
この辺りの山に取り付くには、
この高速自動車道をくぐり抜ける、
トンネルの位置を知る必要がある。
そうやって高速自動車道をくぐり抜けてすぐ、
尾根の末端に取り付いた。
尾根上にはすぐ作業道が現れるので、
利用できるところは利用する。
そしてCo.270で広い林道に上がった。
するとそこにはスノーシューのトレースがあった。
こんなところに登る人がいるのねえ~
しかしありがたい。
数日前のもので、
上には雪が降り積もっているものの、
まっさらな雪面を歩くより、
はるかに楽ができるというものだ。
ありがたく使わせていただき、
ほぼ直線的な林道を詰める。
そしてヘアピンカーブを回ったところで、
左手の急斜面に取り付いた。
ジグを切って登って行く。
70mほど標高を稼ぐと尾根の頭に上がった。
ここでちょっと休憩。
それから広い尾根を詰めて行くが、
シカ道が深く刻まれているので、
それを利用して歩く。
しかし幅が狭いので歩きにくい。
また、ところどころフンが落ちたているので、
それを踏まないように歩くのが大変だ。
ところがコズはそのフンを、
平気で踏んで歩くんだからねえ!
ちょっとちょっと、やめてよねえ~
『人漁山』の基部は周囲の風景が美しい。
木々の枝に積もった僅かな雪がきれいだ。
そしてここもまた急斜面を登って行く。
背後には北から東にかけての風景が広がる。
なかなかいい眺めだ。
この眺めにはコズも満足したようだ。
詰めは稜線上に上がって南進し、
11時20分、四等三角点『人漁山』。
弱い風があり少々寒いので、
長居はせず下山を開始。
基部まで下ったところで昼食だ。
私は手製のサンドイッチとカップ麺。
コズはと言えば、カップ麺はわかるが、
あとは何を食べたんだろうね?
背中を向けて食べていたので不明だ。
下山はルートを変えて作業道を下った。
そして林道に下りて登ってきた方とは逆方向へ。
林道上に例のスノーシュートレースが残っていたので、
それを利用して足を伸ばし、
もう一つの三角点『十三哩』を回って下ることにした。
しかしここでコズがちょっとキツそうだ。
少し休んで動き出す。
遅れても構わないので、その旨を伝える。
林道上のトレースはやがてシカ道にのまれた。
すごい数のエゾシカが動き回っている。
今回の行程では数多くのエゾシカを目にした。
やがて林道を離れ、
地形図上の「274m」標高点に向かう尾根にのる。
この尾根もエゾシカの足跡とフンだらけだ。
尾根を忠実に進み、
13時ちょうど、四等三角点「十三哩」。
コズがストックで辺りをつつき回し、
三角点標石を見つけようとするが、
スコップで掘り出さない限り無理だ。
『十三哩』からは東に下って直接駐車地に当てる。
距離が短いので時間もかからない。
13時20分、駐車地。
駐車地を起点に周遊できる、
素晴らしい山歩きを存分に楽しんだ。
コズは次回の山行を約して帰っていった。
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