早いところでは今月末にも始まる中間テスト。
塾の授業時間だけでなく、自宅においての家庭学習も絶対に欠かせません。
自宅で主にやるべきなのは、問題演習です。
基本的レベル~テストレベルの様々な問題を数多く解いていくこと、これが実践力をつける最短かつ最も効果的な方法だからです。
そのためにはやはり、自宅用の学習教材が必要になってきます。
以前、生徒から、「1科目につき5冊問題集を買いなさい!!」と校長先生に言われた、と聞いたことがあります。
試験対策を万全なものにするにはたくさん問題を解くことである、という意味で言われたのでしょう。
テスト前のこの時期もし問題集を買うとしたら、どのようなものを選べばよいでしょうか?
問題集にはいくつかのタイプがあります。
①教科書準拠タイプ
②問題だけがびっしりと載っている問題集(教科書準拠ではない)
③例題解説つき問題集
①はそれぞれの教科書の内容にぴったり合わせたタイプの問題集です。特に国語・英語は教科書会社によって文章内容が全く異なるので、このタイプの問題集は適しています。ただ、問題レベルが比較的易しめなので、テスト対策というよりは普段の授業の復習教材として利用するのがよいかと思います。
②は標準版ともいえる、どの教科書を使っていても使用できる問題集です。このタイプの問題集は、要点の解説や例題解説などの説明が全くないか、あってもほんのわずかなものなので、単元のポイントを理解した後でひたすら練習するために使うのが適していると思われます。塾にいっていても、解き方や要点をすぐに忘れてしまうタイプの生徒にこのタイプの問題集だけ与えても、おそらく解けないためいずれやらなくなってしまうでしょう。その場合、生徒本人が読んで分かると思う参考書や③タイプの問題集を併用するとよいでしょう。
③は参考書ほど詳しくはなくとも、よく出るタイプの例題の解き方、あるいは文法、要点の詳しい解説がついているタイプの問題集です。ACSで使用している教材はこのタイプのものです。しかし市販の問題集は、説明に紙面を割いているので、②に比べると問題数は少ないのがほとんどです。もし塾のワークを見てやり方を思い出せる生徒は必要ないかもしれません。
大まかに言うと上記の③タイプに分けられるわけですが、①,②,③のどれか2冊を併用するといっそう効果的です。自宅学習の目的がとにかくたくさん問題を解くことならば、②は必須アイテムです。
また、生徒本人が見てやる気になれるかどうかと言うのも重要です。
中を見てれば、写真や絵がありカラフルなもの、その反対に白黒シンプルなもの、書き込み余白がない文字がびっしりなもの、書き込み式のもの、などデザインも様々です。
厚さも様々なので、分厚いのだとやる気が出るならそれでもよいですし、薄いものの方が気軽に取り組めると思うなら、それでもよいと思います。
これらはあくまで1つの提案です。
ぜひ、生徒本人にあった問題集で自宅学習を意味あるものにしてください。