前回、鉛筆の濃さなんかいちいち学校が指示しないで本人の選択に任せればよい、と書きました。
これは教室における日々の実体験からの意見です。もしかしたら、上に書いた「学校の直接指示」も、学校現場の実体験からのものかもしれませんが、という一応の前提付きでの我が意見です。
そんなことより、今すぐ取り組むべき課題があります。それは、子供たち、特に小学生の鉛筆やペンの持ち方です。
教室で学ぶ小学生のうち、ざっと半分が実にへんてこりんな持ち方をしていて驚きます(というか、今では驚きよりも「またかい」という感じ)。
普通、鉛筆はその頭の方向を手前にし、書く方を自分とは反対方向にします。こんな感じです(ネットで拾った写真です)。
それが、ヘンな持ち方の子達は、このペンの向きが全く逆なんです。
それでよく書けるなあと思って聞くと、「だってちょっとしか書かないから平気」とか真顔で言い返します。
「お母さんから『それ、ヘンだよ、直しなさい』って言われない?」と訊くと、半分くらいの子が「言われたことはあるけど」と。学校の先生からは?と訊くと、今度は「ない」という子が殆どでした。
くどくどは言いません。こっちを直す努力をする方が先です。これが直れば少しばかり鉛筆の芯が硬いのどうのといったことは解決します。