昨日教室に着くと、横の通路に見慣れない自転車がとまっていました。名前はなく、しかし小さなステッカーが貼ってあり、それには加賀町の文字があります。加賀町は、中区の中華街の辺りで、如何にもおかしい。二階に住むビルのオーナーのところに言って話をすると、今朝からあったとのことで、彼曰く、おそらく駅近辺の鍵のない自転車をどこかの不埒なやつが勝手に乗ってきてここに放置したんじゃないかと。要するに盗難であり、その可能性があるなら警察に連絡しておかなくてはいけないという話になって、その旨を電話すると、ややあって警官が一人やってきました。決して悪口ではないのですが、しかしやってきたこの警官は話がとにかく下手で、主語術語修飾語などの使い方が如何にも稚拙。おまけに何をこちらに伝えたいのかということをこちらが類推することも出来ないような話の仕方なので、結局何も得ることもなく、ただ「来ました」「帰ります」だけ。実際、無線機で本署だかなんだかにその通り伝えて、無線機からは「お疲れ様」の返答がこちらにも聞こえてきました。こちらの名前や連絡先を聞いて控えるでもなく、こんなんでお疲れ様もなにもないもんだ、と私も建物オーナーも目が点になって「なんですか、どういうことですか?」。オーナーなどは、最後には「もういいです。こっちで考えてどうにかしますよ」という始末で、結局自転車はそのままです。
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