鎌倉は未明から音もなく雨が降っていました。東の空が少しずつ明るくなり始める頃、いつも目が覚めます。今朝もそうして目が覚めて、いかん、早く起きて支度をしなくちゃ、と思って、そうだ、今日は日曜だったと思ってベッドの中で小さく脱力しました。昨日、富士吉田に行って保険屋時代のことをあれやこれや思い出したりしたもので、夢の中でその仕事に追われている自分がいました。急がなきゃ、この仕事を早く終わらせなくちゃ、と焦れば焦るほどモタモタする自分が
夢から覚めた後もまだいました。今、短大ニ年生になった、かつての塾生の女の子が高校受験生だった時に、いつもどうしようどうしようと口癖のように呟いて、そのくせちっとも焦って何かに手をつけるでもない様子に、大丈夫かなこの子、と、むしろこっちの方が焦りましたが、時にはこのくらいノンビリした方が精神衛生上にもよいのではないかと思ったりもしました