昔は、中学の修学旅行といえば5月の終わりから6月にかけてに行われるのが一般的でしたが、今は4月に行われるのも珍しくないようです。
三ツ境校近隣の中学でも、4月に京都奈良への修学旅行があって、教室にいる間の生徒たちは始終その会話でにぎやかです。
自然、この方面の地理や歴史にも関心が向きますので、塾での社会の授業もやりやすいのですが、残念ながらこれらに関する単元は次回の定期テストの範囲ではなく、せっかく関心が高まって勉強に身が入っても、その点で少しばかり肩透かしと言えなくもありません。
本文を書いている私が社会の担当なので、それでもその辺はあの手この手で生徒たちの関心を維持させるべく策を練ったり手を打ったりと、日々工夫を重ねています。
で、本日のポイントですが、他の科目はともかく、この社会という科目については、学校の授業で全てを学習しないという傾向がどうしてもあるように私には見受けられます。
平たく言えば、教科書を最後まで終えないうちに卒業式を迎えてしまう。
この傾向は昨日今日に始まったものではなく、かくいう私自身が中学生だったウン十年も前もやはり同じでした。
良いとか悪いとかではなく、この社会という科目に収められている単元数と、これを消化する授業日数(回数)がアンバランスの関係にあるということなのだろうと私は思っています。
でも、高校入試では結構この未消化の単元からも問題が出されます。
以下、次回に続く