親父が亡くなり高石の実家から再び通勤する事になりました。来月には実家に戻るつもりです。そこで住之江区の職場までの通勤時間を改めて調べてみました。その結果、最初は早朝出勤なぞ無理だと諦めていたのが、実際は今よりも15分遅くなるだけで済むと分かりました。
実家から通っていた時は南海線天下茶屋から地下鉄四つ橋線岸里まで歩いて乗り換えていました。それが最短距離だと思い込んでいたから。でも実際に歩いてみると、一つ手前の岸里玉出から地下鉄玉出まで歩いた方が、乗車時間も歩く距離も短縮出来る事が分かったのです。
左図の赤マークが岸里玉出と玉出。青マークが天下茶屋と岸里。図上では赤マークコンビの駅間距離の方がはるかに長いように思えます。でも実際は、赤コンビも青コンビも互いに約400メートルしか離れていません(右図参照)。歩いても約8~9分で到着します。それなら一駅手前でショートカットして乗り換える方がはるかに早く着きます。
勿論、各停しか停まらない岸里玉出よりも、急行も停まる天下茶屋で乗り換えた方がはるかに便利です。でも私が出勤する早朝にはまだ各停しか走っていないので、各停しか停まらなくても別に構いません。なのに、急行も停まる天下茶屋で乗り換えた方が、早く着くと思い込み、今まで無駄に遠回りしていたのです。
これはひとえに私の思い込みによるものですが、グーグルマップの駅表示が駅事務所中心になっている為に、縦長構造の駅では、実際の出入口との間に、表示のズレが生じるからでもあります。この点については、グーグルも表示方法を見直すべきだと考えますが、如何でしょうか?
岸里玉出駅の近くにも木村屋というパン屋の名店があり、雨の日でも玉出本通り商店街のアーケードを潜れば、濡れずに国道26号線まで出る事が出来ます。それが地図で分かれば、岸里玉出経由で乗り換える人も増え、商店街の活性化に結びつくのではないでしょうか。
岸里玉出駅が誕生したのも、阪堺鉄道と高野鉄道が合併して南海鉄道(今の南海電鉄)の岸里駅となり、一時は乗換駅となったものの、南海本線の高架化で高野線の末端部分が汐見橋線として分断され、隣の玉出駅と統合して今の駅に。これだけ紆余曲折した歴史を持つ駅も珍しいです。鉄道ファン対象に、この駅から出る汐見橋線を都会の秘境路線としてアピールすれば、この駅の利用者ももっと増えるのではないでしょうか。
木村家はそっち方面行ったときにちょくちょく買いますね。
ところで、今年はぜひプレカリアートさんとじかにお会いしたいなあ…
というわけで、今後ともよろしくお願いいたします。