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辺野古基金 傍観者でいていいのか

2015年04月23日 08時50分49秒 | 沖縄の犠牲の上に胡坐をかくな


辺野古基金を創設 菅原文太さん妻も共同代表 知事「決意新たに」(4月9日付琉球新報)

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地の建設阻止を目的とした基金が9日、創設された。基金は県議会与党議員や経済関係者らが中心となりつくられた。県内外の賛同者から集める資金を元手に、辺野古での新基地建設の阻止を目的とした活動を展開する。共同代表らが9日、那覇市内で会見した。翁長雄志知事も同席した。
 共同代表には、前嘉手納町長の宮城篤実氏と金秀グループの呉屋守将会長、かりゆしグループの平良朝敬CEO(最高経営責任者)、沖縄ハム総合食品(オキハム)の長浜徳松会長、元外務省主任分析官の佐藤優氏、俳優の故菅原文太さんの妻文子さんの6人が就いた。
 宮城氏は「(普天間問題は)日米両政府が決めると言っても、任せるわけにはいかない」と述べ、基金活動を通して県民の自己決定権確立を目指す考えを強調した。翁長知事も会見後、「感激し、決意を新たにした」と述べ、新基地建設阻止で連携していく考えを示した。
 既に寄付金を受ける口座を県内地銀3行や県労働金庫などに開設し、郵便貯金やコザ信用金庫、JAバンクにも口座開設の準備を進めている。事務局は電話098(868)6611。


「辺野古基金」1週間で寄付4600万円に(4月18日付同紙)

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設阻止を目的に9日設立された「辺野古基金」に、16日現在で4629万1683円の寄付が集まった。さらに同基金の共同代表に現在までに発表されている6氏に加えて、県出身報道カメラマンの石川文洋氏も就任することが決まった。5月下旬に予定される翁長雄志知事の訪米前に、基金を用い米紙に意見広告を出す計画だ。
 「基金」の共同代表にはすでに、前嘉手納町長の宮城篤実氏、金秀グループの呉屋守将会長、かりゆしグループの平良朝敬CEO(最高経営責任者)、沖縄ハム総合食品の長浜徳松会長、元外務省主任分析官の佐藤優氏、俳優の故菅原文太さんの妻・文子さんが就任している。


辺野古基金 傍観者でいていいのか(4月21日付東京新聞・社説)

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設をめぐり「辺野古基金」が設立された。沖縄の窮状を国内外に発信する。沖縄の声に耳を傾け、日本の安全保障を身近な問題として考えたい。
 「基地か、経済か」という二つの選択の間で長年分断されてきた沖縄が一つになって闘う。新しい基金にはすでに四千六百万円が寄せられている。
 基金は基地問題を訴える翁長雄志県知事や有識者の活動を支える。共同代表には、地元経済界の重鎮のほか、母親が沖縄出身の元外務省主任分析官佐藤優さんや、俳優の故菅原文太氏の妻・文子さんも名を連ねる。
 主な活動は、米政府や米議会にロビー活動を通して県民の思いを直接訴えることだ。国内では新聞に意見広告を掲載したり、地方議会で政府に対応を求める決議を働きかける。沖縄や日米安保の実情を知れば、沖縄に関心を持たなかった人にも新たな基地はいらないという沖縄の願いを分かってもらえるという思いがある。
 翁長知事は保守派政治家として「日米安保の重要性は理解する」と、菅義偉官房長官との会談でも語った。その翁長氏がなぜ、普天間飛行場の早期閉鎖と、辺野古への新基地建設中止に立ち向かうのか。それは、日本の安全保障を国民全体で負担しようとする思いや気概が感じられず、一方的に沖縄にのみ過重な負担を押しつけられていると映るからだ。
 沖縄では、昨年の名護市長選、知事選、衆院選の四つの小選挙区すべてで新基地反対派が勝った。だが、基地反対の意思は一顧だにされず、辺野古での建設が強行される。
 翁長知事は今月やっと、就任以来拒まれていた安倍晋三首相との会談を果たし、沖縄の思いを強調した。だが、首相は「建設計画は変えない」と述べ、話し合いは平行線に終わった。
 日本政府は米側に県民の思いを伝えてきたのかといういら立ち。民主主義を重んじる米国には自分たちの思いは通じるのではないかと、翁長知事は五月に訪米を予定する。
 沖縄を支える動きが広がっている。「ふるさと納税」制度を活用し、沖縄県や名護市に寄付する人が増えている。新たな基金では少額でも協力の意思を示せる。
 日本の安全保障は、基地の問題は、国民全体で考えなければならない。沖縄からの切実な問い掛けに、共に考えていきたい。


 「辺野古基金」が創設された事は私も知っていましたが、雑事にかまけて告知や支援が遅くなってしまいました。申し訳ありません。遅まきながら、私も幾許か送金させてもらいます。世間が休みのゴールデンウィークなどは逆に普段以上に忙しかったりするので、沖縄に行って支援の輪に加わる事はなかなか出来ませんが、カンパや署名なら遠く離れた大阪からでも幾らでも出来ますので。記事タイトルにも掲げた東京新聞・社説の言う通りです。
 ちなみに、基金の振込先は次の通り(店番号-口座番号)、送金先はいずれも「辺野古基金」で、との事です(以下、東京新聞の別の記事から引用)。読者の皆さんも是非ご協力をお願いします。 

▽沖縄県労働金庫県庁出張所 953-3406481▽琉球銀行県庁出張所 251-185920▽沖縄銀行県庁出張所 012-1292772▽沖縄海邦銀行県庁内出張所 102-0082175。問い合わせは、基金事務局の金秀本社=電098(868)6611。
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1 コメント

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まったく同感です!ひとりでも多くの方々の支援を! (しんきち)
2015-04-30 18:15:31
今日午後、郵便局のATMから、送金してきました!今に始まったことではないですが、沖縄と、そこに住み生活する方々に対する国家の暴力には、いくらなんでももう黙っていられませんから。一人の国民・有権者として、異議申し立てのつもりで、この基金に協力することにしたのです。

ところで、郵貯の総合口座をお持ちの方々、以下の基金の番号あてに、郵便局のATMから電信振替で送金すれば、手数料も無料ですし、簡単な操作ですぐ送金手続きが出来ます。この方法が一番簡単な送金方法だと思いますので、お知らせします。

辺野古基金 17000ー13659411

ひとりでも多くの皆さまのご協力を、私からもお願いします。
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