さっそく、赤砂棚さんからフェイスブックに返信がありました。ありがとうございました。(青字はいただいたコメント。花は赤砂棚さんのお庭で撮ったサンゴバナとハナイカダ)
「少々カイカブリ頂過ぎ、いいえ
本当の私は、小心者であり究極のケチンボなのです。
ですからゴミ捨て場に捨てられていた廃材を拾ってきて利用させて貰ったり、運動の代わりに山を崩して整地等の土木工事をしているのです。
バー棟の建設も出費をしないで貯筋(金では有りません)をと考えての事です。
お客様を選ばして頂いているのも知識不足の私の頭に、お客様から知識を飲み代の代わりに頂こうと言うのが魂胆です。
ポストカードを勝手に送らせて頂いているのは、ボケ防止の一つの方法の積りです。
他人様の誕生日等を気に留めているのは、脳をサボらせない為に成るのでは、と考えている小心者の思い付きです。」
心豊かなケチンボさんへ。
最近、何度か強調しました。
ボケないようにするためには、日々の暮らしの中で「何をしているのか」は、もちろん大切なことです。
それと同時に「どのように状況を理解して、今を生きようとしているのか」も大切だということを忘れないようにしてほしいのです。
ボケ予防には、三頭建ての馬車の考え方からいけば、運動の脳とアナログ情報の処理担当の右脳を使うことが有効です。
運動の脳は、体を動かしているあいだ中、指令を出し続けていますから、とても確実に脳を使っていることになります。
左脳主体の行動は「正しいか間違っているか」が基準になりがちです。
右脳は、正しいかどうかではなく「好きか嫌いか」で決めていきます。
どちらが楽しいでしょうね。
第二の人生は楽しく生きなくてはいけません。楽しいことのほうが意欲が掻き立てられるから、エイジングライフ研究所は右脳主体の生活を強調するのです。
ものを作り上げることは、たとえそれがバー棟でも、小さな水道栓でも、大きな庭の設計図でも、花木を選ぶ時でも、枝の剪定でも、すべてが完成形を考える右脳なくしては進みません。
そしてもうひとつ。三頭建馬車を動かすためには、必ず御者が必要とされるということを忘れてはいけませんね。
御者は十人十色の色、まさにその人そのものと言える前頭葉機能を担っています。
どのように状況を判断し、どのような見通しや覚悟をもって馬車を走らせているのか?
何を求め、何に満足するのか?何を喜びとするのか?
私たちの前頭葉は、生きている間は判断や決断や評価をくだし続けていきます。
いつも「この生き方」に前頭葉はどう関与しているのか、自分らしいのか、ちょっとだけ思いを馳せてみてください。
第二の人生に入ったなら、結果だけでなく「フムフム、わが前頭葉よくやってるな」と、その過程も肯定的でいられるように努力したいと、私は思っています。
側から見れば、同じように走っている馬車。
その馬車には一台一台違う意志があるのです。
自分らしい意志を持ち続けることも、また一つのかくしゃくへの道筋だと思います。
赤砂棚さんは、前頭葉を駆使してとても自分らしく前向きに生きていらっしゃることが、このコメントからよく納得できました。