あの楽しかった中津の旅からもう3週間!
でも、余波は続いています。M股S江さんはネットをやらないといっていましたから、ブログにまとめた記事(といっても写真集レベルですが)を見てもらえない…「これはプリントアウトして送ってあげなくては」と思って、冊子にして送りました。喜んでくれました。全く想像以上で、こちらまでもがうれしくなるほど。
前ブログの最後に触れていますが、S江さんお勧め「虎屋よりおいしいんだから」の日田の赤司羊羹は売り切れでした。
冊子がついたら、弾んだ声でお礼の電話がありました。そして続けて
「早速また日田に行って羊羹注文してきたよ~ただね、お盆の注文が殺到してて届けられるのは9月だって。もうちょっと待っててね」
そうなんです。9月になったらちゃんと到着しました。さっそく自服でいただきました。
小さいパンフレットが入っていました。
「独特の淡く透明感のある色と風味とあっさりした甘さ」まさにそんな羊羹です。うたい文句通りでした。餡から手づくりして寒天と練り上げて一晩かけてゆっくり冷ます。昔、私が羊羹作りに挑戦した時のことを思い出しました。テクニックは別にして、昔ながらの作り方を守っているからこそ、たくさんはできないということなのですね。
いい水に恵まれていることも、おいしい羊羹ができる条件の一つかもしれません。日田を流れる三隈川(筑後川の日田市部分)は鵜飼でも有名だそうです。
こし・大納言・栗かのこ。3棹も送ってくれました。
もちろん、羊羹はとっても、とっても嬉しかったのです。そしておいしかった(笑)
「ありがとうございました」を10回言っても足りないくらい。
もうひとつ、うれしいエピソードがあります。
何度目かの電話で「このごろ、ちょっとお肉も食べるようにしてるんよ。ちょっとだけだけどね。食べるようにって言ってくれたでしょ」って言ってくれました。
日田萬天楼のおいしい焼きそばを食べたとき、S江さんはたしかに偏食があって、小さい時からお肉は食べなかったという昔話で、盛り上がりました。そのときに私が「脳の血管も、結局は蛋白質でできてるんだからちょっとは食べないと。元気な100歳の人たちの調査をした時も、『好きなものはお肉』って答えた人が多かったよ。少しでも食べてね」と言ったのです。
さらにもうひとつ。
「この頃、視力が弱くなって小さい字とか読みにくい。だんだん読みたくなくなってくるねえ」と言ってました。
一般的に、だれでも齢を重ねるごとに「できなくなってくる」ことがたくさん出てきます。視力や聴力もそうですね。ただS江さんは病気もしてるので、病気のせいもあるかもしれないと思いましたので、特別何も言いませんでした。
羊羹に入っていたお手紙です。
読むのが嫌になっているときは、書くのはもっと嫌なものです。なのに達筆で書かれたお手紙が、かわいいマスキングテープで貼り付けられていました。(実は私の友人の中で、S江さんは元気なノビノビとした字を書く筆頭だったような気がします)
ということは、家を出る前から、計画を立てて準備してくれていたということです。こういう気働きこそ、前頭葉。
ほんの半日一緒に過ごしただけのことで、S江さんのイキイキさがアップしてくれているような気がします。
それが一番うれしいことです。
無理しないように、お肉も少しでもいいから食べて、そしていろいろ楽しんでね。
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